小説 詩 恋愛 2024.03.21 詩集「ホロス」より三篇 虚無からの豊作 ほうれん草が食べたいなら 緑を描きなさい 卵が食べたいなら 黄色を描きなさい ご飯が食べたいなら 白を描きなさい ごちそうさまをしたら 窓の外の星空を見上げなさい ほうら、 お腹いっぱいになったでしょう? 【前回の記事を読む】詩集「ホロス」より三篇 【イチオシ連載】結婚してから35年、「愛」はなくとも「情」は生まれる 【注目記事】私だけが何も知らなかった…真実は辛すぎて部屋でひとり、声を殺して毎日泣いた
小説 『ゲルニカの上にひまわりを描く』 【第3回】 相原 久遠 15件の不審死の共通点は“ある薬の服用”だった――心臓の強い痛みを訴え、急死した妹。ネットで調べると、妹と同じ薬の服用で15人も… 【前回記事を読む】「君さ、売れる気ないだろ? 暗いんだよ。題材が」小説を書く友人に漏らした本音。僕はこの言葉をすぐに後悔した――「お疲れ様。どうせろくに食べてないんだろ? 旨い飯でも食べに行くか?」 榎本君の気遣いに触れ、僕は秘密を打ち明ける覚悟を決める。「ありがとう。……そうしたいけど、まだやることがあるんだ」なんでもないことのようにそう言ったが、榎本君は表情を暗くした。榎本君がノートPCを静…
小説 『春のピエタ[人気連載ピックアップ]』 【第9回】 村田 歩 「よく仮釈が決まったな! 信じられねぇや」母への怒りは収まるはずもない。被害者に報奨金すら払わない・私が実家に入れたお金も… 【前回の記事を読む】出産する時は、実家の人間に立ち会ってほしくない。特に「犯罪者」の母は真っ平ごめんだ。しかし、鈍感な両親は…「民事で決まった金額まるまる払うのは無理でも、毎月の報奨金くらい、全額鹿島さんに送れるだろ。たとえ数千円でも。そういうこと、なんでしないんだよ。そっちが必要なお金は親父に差し入れてもらえばいいじゃないか」誰も口をきかない。「そんなんでよく仮釈が決まったな。信じられねぇや」…