小説 詩 恋愛 2024.03.21 詩集「ホロス」より三篇 ホロス 【第4回】 rim. 何かひとつでも、あなたの心を軽くするヒントがきっとある――。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 季節のゆるやかな移行とともに、誰しもが経験する様々な感情をのびのびと描いた詩集。※本記事は、rim.氏の書籍『ホロス』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 あなたは 今 何を聴いて 何を見て 何に感動していますか 電車に揺られて こんなに近くまできたのに 二人の時計の針は あともう少しで重ならない 不思議だね 距離なんて 誰が測るんだろう 遠くにいるほど 近くにいるようで 近くにいるほど 遠く感じるよ
小説 『愛と慟哭の果て』 【第4回】 和泉 順 刑事が犯した致命的なミス。緊急指令で出動した刑事は、拳銃を持つ強奪犯の元に防弾チョッキを装着せずそのまま突入してしまい… 【前回の記事を読む】病院から返ってきた彼は別人だった。物足りないと感じていた彼との行為は長く激しくなり、私は初めて絶頂で意識を失って…妻の美幸と二人の子供が、苦しい息遣いで横たわる長谷川をICUの窓越しに祈るように見つめていた。長谷川は神奈川県警加賀町警察署の刑事課強行犯係の巡査長だ。長谷川は二日前の午前十一時頃に、上司の横地係長と警察車両で横浜元町にある宝石店に急行していた。同店より、宝石と貴…
小説 『大人の恋愛ピックアップ』 【第128回】 八十島 コト 事故死した妻の浮気相手は誰だ…キーワードは「テンチョウ」と「デパート」。妻の友人に探りを入れる 【前回の記事を読む】浮気疑惑のかかる亡き妻…法要の席で遂に“テンチョウ”の情報を掴む。「だいぶ惚れてたみたい。買い物はいつもそのデパートで…」四十九日の法要が無事に終了したのは、午後三時頃だったが、達郎は、そのまま横浜のマンションには戻らずに渋谷に出た。そして、大手の書店に入り、ビジネス書のコーナーに向かった。達郎は、陳列棚から分厚い会社職員録を取り出した。この本には、上場企業の管理職以上の氏名…