小説 詩 恋愛 2024.02.10 詩集「ホロス」より三篇 ホロス 【第3回】 rim. 何かひとつでも、あなたの心を軽くするヒントがきっとある――。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 季節のゆるやかな移行とともに、誰しもが経験する様々な感情をのびのびと描いた詩集。※本記事は、rim.氏の書籍『ホロス』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 飛べ! 意識は広大だから 落ちていくように 一瞬の隙間に身を委ねよう それはまるで 高いところからバンジーショー
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【番外編 第2回】 武 きき 妻に2週間も触っていない。太ももを触りたいし、キスをしたい。少しはいいかな、と寝ている彼女のスカートを上げて… 【前回の記事を読む】妻にほったらかしにされて、まるでひとりぼっちになったみたいだ…。僕は今、3番…いや、4番目……?丈哉さんのベストを作るのに約一か月かかった。二人分だったら二か月かかる。来月に間に合わせたい!どうすればいいのか分からなくて必死で編んでいる……。丈哉さんに迷惑かけながら……。あまり話しかけない丈哉さん。悪いなと思いながらも編み続けた。朝食、パンとコーヒーだけで「ごちそう様」えっ!…
小説 『石刻師リョウ 草原を駆ける風』 【第3回】 雲井 耕 朝廷への反逆罪で、父が拘束された。その背中には、鋭い矢が突き刺さってしまい… 【前回の記事を読む】風が伝える嫌な気配に身を起こした。岩山の陰から騎馬が尋常ではない速さで駆けてくる…! リョウは素早く馬に飛び乗った。長城外で暮らすようになった父、康憶嶺は、ソグド人アクリイに戻った。そして、辺りに住む突厥の遺民である遊牧民の助けを借りて細々と遊牧をしながら、少しずつ昔の仲間を募って交易の仕事を再開し、大きくしていこうとしていた。今、集落にいるのは、そんなアクリイを慕って集まっ…