エッセイ 俳句・短歌 短歌 俳句 家族 2024.01.09 約束を 夢を形に 挑戦を! 見ててパパママ 応援ください 歌集 いのちの名 【第3回】 出島 美弥子 いのちの名 あなたにキミに 願い込め パパママ祈る 幸多かれと この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 「両親の愛」と「自分の成長」をテーマに、あたたかく、ときにおちゃめな言葉で紡ぐ、二つのエッセイと九十の短歌。※本記事は、出島美弥子氏の書籍『歌集 いのちの名』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 わたし 写真の 裏に添えられた 笑えるね。 約束を 夢を形に 挑戦を! 見ててパパママ 応援ください 描かれる 未来のわたし 問いかける 今と変わらず コツコツ励む 【前回の記事を読む】母の背に おぶられ聞いた あの歌を あの日にもどり 今口ずさむ
小説 『サトゥルヌス[注目連載ピックアップ]』 【第12回】 花田 由美子 認知症の母を助けようと下敷きに…お腹の子の上に膝をつき、全体重をかけられた。激痛、足の間からは液体が流れ、赤ちゃんは… 【前回の記事を読む】プロポーズされたのに、言えない…両親に家がないこと。借金まみれで、寮に住み込み、極狭スペースで寝起きしていること。「孝子」父親の声で目が覚める。「かあさんが、いない」孝子は腰かけた姿勢で目を閉じていた。玄関に取り付けた三重の鍵が外れている。一番上の鍵を外すために、お母さんは椅子を移動させたらしい。気がつかないほど熟睡してたなんて。「孝子、いつも悪いね」かすれた弱々しい声が心か…
小説 『愛[注目連載ピックアップ]』 【第23回】 高見 純代 絶縁状態の父からの手紙と一緒に届いたのは…「十年も遅れて申し訳ないが、受け取ってほしい」私は全く嬉しくなかった—— 【前回の記事を読む】どんなに偉くても、功績を残しても、人は必ず死ぬ。私の仕事は人の死と向き合う事から始まるが、慣れてくると…十二月の始めに、長さ一七〇センチのマフラーは編みあがった。両端に、長さ七センチのヒラヒラの飾り、フリンジを付け、完成した。二十日の日曜日を待つばかりとなった。私はできあがったマフラーを緑色の紙に包み、赤のリボンを結んだ。しかし、不安もあった。神矢はこれを喜んでくれるだろうか…