【前回の記事を読む】国が用意してくれているもので運動を! 少しの努力で、自分の健康は守られる
第二章 私の健康観
2 食事
②ダイエット
そうはしていても、時には体重が増えてしまう時があります。
そんな時はもちろんダイエットをします。
この前はケトジェニックダイエットを試してみました。
ケトジェニックダイエットとは、糖質を控え、たんぱく質と脂質をエネルギー源とするダイエット法です。
人間の生体におけるエネルギー源には、ブドウ糖とケトン体があります。一般には、ブドウ糖がエネルギー源として用いられていますが、糖質制限を強化し、たんぱく質や良質な脂肪のみを摂取することにより、血中のケトン体が増えます。
これが、ケトン体をエネルギー源にする方法です。肥満の人には、時に有効とされています。私自身の体験から、ケトン体血中濃度は、上がりやすい人と上がりにくい人が、遺伝子的に制御されている気がしました。
私自身も毎日、血中ケトン体を測定しながら、糖質制限をし、たんぱく質、MCTオイルのような良質脂肪摂取で、10日間頑張りましたが、それほど血中ケトン体濃度は上昇せず、糖質への欲求が強く挫折しました。人によっては、簡単に、血中ケトン体濃度が上昇するようで、やれる方は、試してみてください。
最近、昔からの友人二人がベジタリアンであることを知りました。
二人とも78歳で、二人とも二年前に軽い脳梗塞になり、動脈硬化の指標である頸動脈のプラークがひどいことを知り、ベジタリアンあるいはビーガンになったそうです。
しかし今の日本でベジタリアンを通すことは大変なことであり、レストランでベジタリアン用の料理を作ってくれるところを見つけるのは容易ではありません。本当にベジタリアンに移行できれば、日本の生活習慣病である糖尿病・脂質異常症・脳梗塞・狭心症・心筋梗塞は、ほとんど予防できることはほぼ間違いないと私は思います。
現実に、どれだけ皆さんが強い意志をもって継続できるかが問題だと思います。
私自身ベジタリアン食は身体に本当に良いと思いますが、今の豊かな日本で継続する自信がありません。ですから今の私にできるのは、せいぜい一日のカロリー制限による体重維持ぐらいです。どんなダイエットでもトライする気持ちが大切です。
皆さんも、いろいろなダイエットにチャレンジしてきたと思います。
私もほとんど試しましたが、自分に合っているのは、シンプルに断食です。