③プロテイン
食事や運動に気を付けてもどうしても筋肉が衰えてきます。
筋肉の材料であるたんぱく質を多く摂る必要があります。
すなわち、肉、魚、大豆(納豆・豆腐など)を摂るようにしましょう。痩せ過ぎている人は糖質や脂肪を摂ることも大切です。
いくら糖尿病の数値が良くても、痩せ過ぎて動けない身体では意味がありません。そんな時、プロテインをより多く摂取することが大切だと思います。
上手く利用しながら筋肉を維持できると良いですね。
④サプリメント
診察時にサプリメントは飲んでもいいですか? とよく聞かれます。この世の中には医薬品よりたくさんのサプリメントが出ています。
中島内科でも、いろいろ治験をやってみましたが、有意に効いているという結果は得られませんでした。
ただ、森永製菓のビフィズス菌-B3というサプリは、20人の肥満患者さんを対象とした、二重盲検で有意に体重減少を認めました。サプリメントは医薬品と違い、きちんと治験がなされていないので、効く確率は低いと言わざるを得ません。
しかし、なかには効く人がいないとも言いきれません。私は患者さんに「飲んでみて効くかどうか試してみてください」とは、言っております。
糖尿病のためにサプリメントを飲むならば、ごはんを少し減らして!と言いたいのが本音です。
3 睡眠
私自身、若い頃はそれほど苦労せず眠れていました。
基本6~8時間はぐっすりしっかり寝ることが、糖尿病でも認知症でも良いことが実証されています。ただ問題は、高齢になるとなかなか眠れなかったり、眠りが浅かったり、3~4時間で目が覚めてしまい、その後なかなか寝付けなかったりすることです。少なくとも私の患者さんの半分ぐらいがそうです。私もその一人です。