それから引き返し、本町の、森田酒造さん経営の全国の珍しいものばかり集めた「平翠軒」へ入ると、お土産に日本酒の小瓶を。
さらに、「お母さんに何かおみやげでいいものは?」と相談されたので、お花やきれいな葉っぱや木の実を樹脂加工したアクセサリーのお店「苑(えん)」へご案内。軽いし、女性へのお土産には最適。
そこを出て、元は倉敷銀行、現在は中国銀行倉敷本町出張所(2023年あたりには大原美術館の展示室としてリニューアルされる)の半円形のステンドグラスの高窓のあるアールヌーボー調の建物や、そのすぐ隣、大原邸と別館の「有隣荘」の黄緑色の瓦を見てもらったりしながら倉敷川沿いに一周しました。
大原美術館本館はもう閉まっていましたが、玄関脇にたたずむロダンの「カレーの市民」のブロンズ像を見ることはできました。そしてギリシャ神殿を模したその建物の幅が、巨大な絵を収蔵するためにその幅にあわせて作られたことなどを解説。
次いで裏手の新渓園を通って分館前からもとの駐車場へ。お宿の御園旅館へ送ると、ちょうど夕方5時ごろになって、予定終了。
私は翌日のご案内はできないけれど、ぜひとも美術史の本に載るような西洋の名画がそろっている大原美術館は見てくださいね、と言って別れました。ご案内しながら私も一緒に観光してとても楽しい半日を過ごすことができました。
倉敷民芸館、大橋家住宅で花展 2008年2月28日(木)
「草月創流80周年・倉敷民藝館60周年・大橋家住宅国重要文化財指定30周年記念花展〝祝い花〟」の、招待券をいただいたので、時間をひねり出して自転車で回ってきました。
風は冷たいものの、光の春とはよく言ったもので明るい午前。
まずは美観地区へ、と見ると、大原さんにご縁のある旧倉敷銀行の中国銀行倉敷本町出張所(平成28年、駅前支店に統合・閉鎖され、現・大原美術館の別館展示室に改装)の外壁に足場が組まれ、作業中。
ここはアールヌーボー調というのか、なかなか素敵な大正8年建築の建物ですが、ステンドグラスの保護対策か、ガラス(アクリル板?)を張っているところでした。