エッセイ 写真集 インド 2022.11.09 写真集『アフターコロナに会いましょう』より4枚 アフターコロナに会いましょう 【最終回】 MiNORU OBARA また同じ場所で待っててね この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 空前のパンデミックにより、“会えること”が当たり前ではなくなった日々。世界を旅して出会ってきた子どもたち。彼らの笑顔に、再会の願いを込めた一冊。※本記事は、写真家MiNORU OBARAの写真集『アフターコロナに会いましょう』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】写真集『アフターコロナに会いましょう』より4枚 アフターコロナに会いましょう
エッセイ 『逆境のトリセツ[パラリンピック特集]』 【新連載】 谷口 正典,益村 泉月珠 右足を切断するしか、命をつなぐ方法はない。「代われるものなら母さんの足をあげたい」息子は、右足の切断を自ら決意した。 失うのは生命か右足か究極の選択まだ寒さが残る三月。午前二時。ピンポーン。「こんな時間に誰?」上着を羽織りながら玄関を開けた。そこに立っていたのは、背筋を伸ばした警察官だった。「正典さんのご家族の方ですか」「正典の母です。どうかしたんですか?」「正典さんが、国道二号線でトラックとの事故に遭いまして……」「え……、正典は無事ですか?」「現在、病院に搬送中です」動転した母は、兄と一緒に俺が運ばれた病院…
小説 『青の中へ』 【第7回】 くんぷう 「車だから...」と躊躇していると彼女が「泊まったらいいじゃない?」と下を向いて呟いた。そういって二人はドイツビールをオーダーした。 【前回の記事を読む】突然話しかけてきた男性。運命を感じる出会いを果たし、ふたりの距離は急速に縮まっていく。コーヒーとパンを買い、二人で車に乗った。しばらく走ると世界遺産の街ヴュルツブルクに到着した。マリエンべルク要塞と石橋は街の代名詞となっている。またしばらく走らせるとヴァイケルスハイムに到着した。ヴァイケルスハイム城に続く庭園はバロック様式で美しく、紫衣と真亜は肩が触れる距離で歩くようになった…