エッセイ 写真集 インド 2022.11.09 写真集『アフターコロナに会いましょう』より4枚 アフターコロナに会いましょう 【最終回】 MiNORU OBARA また同じ場所で待っててね この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 空前のパンデミックにより、“会えること”が当たり前ではなくなった日々。世界を旅して出会ってきた子どもたち。彼らの笑顔に、再会の願いを込めた一冊。※本記事は、写真家MiNORU OBARAの写真集『アフターコロナに会いましょう』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】写真集『アフターコロナに会いましょう』より4枚 アフターコロナに会いましょう
小説 『曽我兄弟より熱を込めて』 【最終回】 坂口 螢火 用意した死に装束を、我が子に着せる。まだこんなに小さいのに、斬首だなんて…私が身代わりになって死にたい! 青天の霹靂とは、まさにこのこと。聞いた母の驚きは尋常のものではない。「エ――エッ! 何と、何とおっしゃいます!」声さえ別人のごとく裏返って、「厭です! 厭です! 渡しません、断じて……」絶望的な悲鳴を上げ、曽我太郎に取りすがって泣きわめいた。その母の絶叫に驚いて、一萬と箱王が「母上! いかがなさいました」と座敷に駆け込んでくる。「オオ――一萬、箱王」母は無我夢中で二人を左右にかき抱くと、黒髪を振…
小説 『アリゲーターブリッジ』 【新連載】 菊谷 保 頭からゴミ箱にハマった女探偵が足をばたつかせて助けを呼んでいた 美羽瞳(みうひとみ) 民俗学者の父と、機械技術者の母を持つ美貌の女性探偵。このたび隣人の代理として式に出席をした。富戸木玖輝(ふときくき) 疑うことを知らない、探偵には不向きな美羽の助手。朝から叩き起こされ、同行をしている。山吹慎之介 わずか一代にして莫大な資産を築いた実業家。生前から遺産相続に対する準備を進めていた。松乃 その娘であり、長女。竹乃 同じく娘であり、次女。梅乃 三女。香織 慎之…