4丁目の私たち「ゆりのき自治会」でも、そんなわけで1、2丁目や同じ4丁目のとちのき自治会をお手本に、真新しいゆりのき集会所でゆりのき自治会設立の準備をスタートさせました。

私は文化体育部に入り、日曜や平日の夜によく部会を開きました。ちなみに自然の多い地域らしく若葉台の自治会にはぜんぶ植物の名前がついています。やまゆり、くぬぎ、しらかし…。近未来的(!)高層住宅地なのにずいぶん風流でしょう。この発案者がだれなのかもちょっと興味深いですね。

部会の中に新婚ほやほやの20代の男性が交じっていて、初代文化・体育部長を押しつけても嫌な顔もせずに引き受けてくれました。今、その彼、長沼伸行さんは行政委嘱横浜市スポーツ推進委員や、NPO法人若葉台スポーツ・文化クラブ、若葉台まつりの会の中心メンバーになっていて、若葉台のスポーツや文化活動をサポートしています。

こんな風に一度引き受けると、ずっと続けてやってくれるのが若葉台の伝統のようになっていて、盛んなスポーツや文化活動を支えてくれています。そのときにアンケートで希望をとり、ママさんバレー部や子どものサッカー部をつくろうということになりました。このときに発足した少年サッカークラブ「ゆりのきFC」ですが、初代監督は、大学時代にサッカー部だった関係でうちの夫が務めました。

地域でつながりができていいね! ということで、じゃあ、やってみようかな……と気軽に引き受けたのですが、何しろスポーツが盛んな土地柄なので、お父さん、お母さんたちも巻き込み、土、日は、練習や試合の遠征などサッカー一色の生活になりました。まだJリーグの発足するだいぶ前の話です。