北満のシリウス

鎌田 一正
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2023年4月28日
判型 電子書籍のみ
価格1,320円+税
終戦間際、帝政ロシア文化の香りを残す、東洋のパリ、ハルビンで、妹や弟達と幸せな生活をしていた明るく正義感の強い女医の青島ハル。
ある日、彼女は街で、雪舟という男に出会う。その口の悪さに反発しながらも、彼の瞳の美しさにときめきを覚えるハル。
しかし、1945年8月9日、150万のソ連軍が、満州国内に一気に攻め込んでくる。
満州帝国は崩壊し、法と秩序が完全に消え去り、国外との交信も遮断される中、日本人達は、窮地に追い込まれる。次々と訪れる過酷な状況の前で、絶体絶命のピンチに立つハル達だったが、希望の扉は、意外なところから、力強く開かれ始める。雪舟という男、彼は、北満のシリウスの異名を持つ伝説の馬賊頭目、超人的ともいえるほどの身体能力を持つ近接格闘の達人だった......。

掲載記事

  1. 1
  2. 2

著者詳細

鎌田 一正
子供の頃から、面白い物語作りを研究し、様々な形で売り込みを行うが、全く相手にされず、やろうとすることは全て否定され続けた。
芽が出ないまま。母が末期癌となり、父と共に母の世話に専念。
自由診療により2年間延命させるが母は他界。悲しみの中、莫大な支払いだけが残る。
その後、父まで他界し、苦労しながら1人で支払いをし、亡き両親の為、愛と優しさに溢れた娯楽シリーズ作りを決意。北満のシリウスを執筆した。