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令和5103日号第1219回
茂木 光春

ナーダ・サーガ 「無の国の物語」

ISBN 9784344940239 判型 4-6 414ページ
ナーダ・サーガ 「無の国の物語」

目に見えているこの体は誰だろう、誰のだろう、ぼくか、ぼくのか、 しかし、ぼくとは誰だろう。 船が難破し、一切の記憶を失った光(ひかる)。 蘭の花が香る清艶な女性に導かれたのは、 混沌と秩序がうねり合う“ナーダの国”であった――。 神秘の島で解き明かされていく、彼自身の正体とは。圧巻のファンタジー小説。

価格:1980円 +税

目次

  • 一 ナーダの国へ難破漂着す
  • 二 バザー・ナーダ(ナンを売る尼僧など)
  • 三 バザー・ナーダ(聖書の木を売る店など)
  • 四 パスカルの庭
  • 五 蝶に聞け
  • 六 ナーダの奇妙な教育制度
  • 七 ルージュナ美術館
  • 八 宇宙レストラン
  • 九 菊の花のマンダラ料理
  • 十 宇宙哲学史と幻想哲学史
  • 十一 幻獣園
  • 十二 回亭夜話
  • 十三 幻華園
  • 十四 反革命宣言
  • 十五 ヴィラ・アグラ
  • 十六 アリアドネーの君
  • 十七 風鈴の偈
  • 十八 NONVÉCU哲学
  • 十九 光蘭
  • 二十 平均律クラヴィーア曲集
  • 二十一「ヴェニスの石」
  • 二十二 白鳥の高貴なる卵のごとき睡蓮の花の蕾
  • 二十三 一枝華開世界起
  • 二十四 「貴きナーダの精神のために」
  • 二十五 祖父の遺言
  • 二十六 ラクリモーサ・デイ(神の涙)
  • 後書き

掲載記事