ナーダ・サーガ 「無の国の物語」
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2022年7月13日
ISBN 9784344940239
判型 4-6
・
414ページ
価格1,980円+税
目に見えているこの体は誰だろう、誰のだろう、ぼくか、ぼくのか、
しかし、ぼくとは誰だろう。
船が難破し、一切の記憶を失った光(ひかる)。
蘭の花が香る清艶な女性に導かれたのは、
混沌と秩序がうねり合う“ナーダの国”であった――。
神秘の島で解き明かされていく、彼自身の正体とは。圧巻のファンタジー小説。
目次
- 一 ナーダの国へ難破漂着す
- 二 バザー・ナーダ(ナンを売る尼僧など)
- 三 バザー・ナーダ(聖書の木を売る店など)
- 四 パスカルの庭
- 五 蝶に聞け
- 六 ナーダの奇妙な教育制度
- 七 ルージュナ美術館
- 八 宇宙レストラン
- 九 菊の花のマンダラ料理
- 十 宇宙哲学史と幻想哲学史
- 十一 幻獣園
- 十二 回亭夜話
- 十三 幻華園
- 十四 反革命宣言
- 十五 ヴィラ・アグラ
- 十六 アリアドネーの君
- 十七 風鈴の偈
- 十八 NONVÉCU哲学
- 十九 光蘭
- 二十 平均律クラヴィーア曲集
- 二十一「ヴェニスの石」
- 二十二 白鳥の高貴なる卵のごとき睡蓮の花の蕾
- 二十三 一枝華開世界起
- 二十四 「貴きナーダの精神のために」
- 二十五 祖父の遺言
- 二十六 ラクリモーサ・デイ(神の涙)
- 後書き