追憶 ~あるアル中患者の手記~

田中 敏之
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2021年8月6日
ISBN 9784344935532 判型 新書138ページ
価格990円+税
絶望の過去と現実から逃れようと酒を飲んだ。 酒と過労で体を壊し、社会から疎外され、風雪の山野を四ヶ月さ迷った。 死にきれず、アル中の施設に預けられ11年。 アルコール中毒を病んだ日々、そこに至る人生のすべてを、償いとして、そして失われた人生を取り戻すために綴られた手記。
目次
  1. 第一章  悲の断片
  2.  第一節 母の思い出
  3.  第二節 友の死
  4.  第三節 仲間たち
  5.  第四節 串本
  6.  第五節 すれ違った友
  7.  第六節 死に急ぐ友
  8. 第二章  原点への回帰
  9.  第一節 故郷
  10.  第二節 米子
  11.  第三節 佐世保
  12.  第四節 東京
  13.  第五節 倉吉

掲載記事

著者詳細

田中 敏之
1951年、鳥取県生まれ。
 72年、早稲田大学第一文学部哲学科入学。学生運動に参加。
 75年、帰郷して『疎外論』を執筆するも未定稿に終わる。
 85年、倉吉の新聞販売所に就労。
 92年、南販売所の所長となる。
 97年、アル中により改廃。
 05年、大阪メリノール・アルコール・センターに収容される。
 16年、出所。