一月の最後の日曜日、藤村上等兵が部屋に入ってきて、「杉井二等兵、面会人だ」と言うので、急ぎ面会所に行くと、思いもよらず、謙造と安治叔父と謙造の商売仲間の和島新平が来ていた。謙造は謙一の姿を見てにっこり笑った。安治は、「入隊間もないのにすっかり兵隊らしくなったな。連隊での生活は慣れてきたか」と訊いた。「朝から晩までビッシリ詰まった日程でやっているので、慣れるとか慣れないとか言っている余裕もありませ…
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第26回】前田 隆平
徒歩訓練に始まって、砲手訓練、それに乗馬訓練もやっています
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第25回】前田 隆平
上等兵に勇気を出して報告…「班長殿の下着を盗まれました」
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第24回】前田 隆平
重い乾草を軽々と肩に載せて運んだら…当番兵に抜擢!
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第23回】前田 隆平
人目につかずこっそり勉強できる安全地帯が「便所」だった
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第22回】前田 隆平
妻子ある者…望郷の念が強く、兵としての戦闘意欲が乏しい
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第21回】前田 隆平
「お前のその質問こそビンタものだぞ」戦地では必要不可欠
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第20回】前田 隆平
合理性を見出すことができない「絶対服従」な軍隊のやり方
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第19回】前田 隆平
途中から帯皮やスリッパでビンタを…ナンセンス極まりない
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第18回】前田 隆平
大きな楼閣の二階から、可愛い遊女たちが手を振っていた。
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第17回】前田 隆平
古参兵に怒鳴られ、馬に馬鹿にされ、情けなく涙が出る思い
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第16回】前田 隆平
五日もすると、全員の動きが段々兵隊らしくなってきた
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第15回】前田 隆平
利発な馬に当たると苦労するぞ。初年兵を馬鹿にするからな。
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第14回】前田 隆平
古参兵の評価を上げるという情けない目標に向かっての競争
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第13回】前田 隆平
「舌を出せ」意味はわからなくとも、上官には従うのみ
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第12回】前田 隆平
これから戦友となる馬「神風」…名札の赤丸は噛み付く印
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第11回】前田 隆平
汗と油と馬糞と煙草…どの軍服も異様な匂いを放っていた
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第10回】前田 隆平
入営する2人のために親戚、町内の知り合い約200人が集結
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第9回】前田 隆平
軍隊のような目的が明確な組織に入ることは望むところだ。
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第8回】前田 隆平
望んでもいないことを口にする…人間とは不思議な生き物
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小説『地平線に─日中戦争の現実─』【第7回】前田 隆平
「死にたくない」という気持ちの方がずっと大きいと思うの