【前回の記事を読む】ついに抗がん剤の副作用が…辛い治療に耐える妻の身体を慮るミロのヴィーナスのレプリカ像が立つラウンジで革張りのソファに落ち着くと、時村さんがコーヒーを注文する声に被るくらいの勢いで廉の方から話し始めていた。「私をデスクから降ろしてもらえませんか。病院通いと家事を繰り返しているうちに、もうデスクとしての職責を果たすことは無理だと分かりました」「そうですか。承知しました」。その腹積…
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小説『遥かな幻想曲』【第22回】尾島 聡
【小説】初めての退院…妻は声をあげて、ひとしきり泣いていた
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評論『いつもモーツァルトがそばにいる。ある生物学者の愛聴記』【第4回】廣部 知久
モーツァルトを尊敬したベートーヴェン!自身の作曲にも影響?
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小説『遥かな幻想曲』【第21回】尾島 聡
「さっきの電話、ホントに泣けたわ」抗がん剤治療に挑むママ
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小説『遥かな幻想曲』【第20回】尾島 聡
ついに始まった妻の抗がん剤治療。懸念していた副反応は…
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小説『遥かな幻想曲』【第19回】尾島 聡
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小説『遥かな幻想曲』【第18回】尾島 聡
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小説『遥かな幻想曲』【第17回】尾島 聡
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小説『遥かな幻想曲』【第16回】尾島 聡
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評論『いつもモーツァルトがそばにいる。ある生物学者の愛聴記』【第3回】廣部 知久
神童・モーツァルトを大きく成長させた「西方への旅」とは
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小説『遥かな幻想曲』【第15回】尾島 聡
【小説】入院を控える妻…何も知らない娘からのプレゼントに涙
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小説『遥かな幻想曲』【第14回】尾島 聡
愛する妻からの告白「私、肺がんかもしれない」動揺する夫は…
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小説『遥かな幻想曲』【第13回】尾島 聡
廉の耳に届いているのは、紛れもなく「比類なき音」だった。
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小説『遥かな幻想曲』【第12回】尾島 聡
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小説『遥かな幻想曲』【第9回】尾島 聡
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小説『遥かな幻想曲』【第7回】尾島 聡
はるばるピアノを見に来たが怪しげなテクニシャンに翻弄され…
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小説『遥かな幻想曲』【第6回】尾島 聡
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小説『遥かな幻想曲』【第5回】尾島 聡
特別な出会いだったが「ピアノと分かり合えないからもういい」