少女と告発と海潮音 2ふたたび、ざわめきが起こる。もはやおさまることなく、教室全体を共鳴装置にして増幅していく喧騒。その異様な波にのまれまいと、自分を律するようにまっすぐ祥乃を見すえ、桂衣子はたずねた。「美術部の上原さんって……たしか、2-Aの……」「はい、そうです」「どうして、きみは、上原さんのこと知ってるの?」「文芸部と美術部は、部室が隣どうしだから……」「顔をあわせて、言葉を交わすくらい…
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