「それにしても、足、速ぇな」それから六人は、繰り返し繰り返し、ゆっくりしたスピードでランパスを走った。何度もボールを落とし、前に投げ、一本としてノーミスのランはない。前に走り過ぎたり出遅れたり、パスに走りこむタイミングもばらばらだ。六人で走っているのに、パスを呼ぶ声を出しているのは足立くんだけだ。前にパスを出してはいけないのだから、後方からの声がなければパスの出しようがない。でも一年生たちは、パ…
青春の記事一覧
タグ「青春」の中で、絞り込み検索が行なえます。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
探したいキーワード / 著者名 / 書籍名などを入力して検索してください。
複数キーワードで調べる場合は、単語ごとにスペースで区切って検索してください。
-
小説『楕円球 この胸に抱いて』【第5回】さとう つかさ
【小説】ラグビー部の新入部員が、練習中に泣き出したワケ
-
小説『六月のイカロス』【第21回】濱岡 稔
【小説】気さくで優しい笑顔…憧れの先輩からまさかの手紙が?
-
小説『六月のイカロス』【第20回】濱岡 稔
【小説】凜としてまっすぐなまなざし…先輩との鮮烈な出会い
-
小説『楕円球 この胸に抱いて』【第4回】さとう つかさ
【小説】ラグビー未経験の1年生5人。パスはぎこちなく…
-
小説『六月のイカロス』【第19回】濱岡 稔
【小説】秘密を隠した先輩。本当の思いはどこにあるの…?
-
小説『楕円球 この胸に抱いて』【第3回】さとう つかさ
【小説】こいつらも、ラグビー部に入れたいと思ってさ
-
小説『六月のイカロス』【第18回】濱岡 稔
「だいじょうぶだから」…先輩は、わたしの髪にそっと触れた。
-
小説『六月のイカロス』【第17回】濱岡 稔
「わたしから言うよ」…憧れの先輩が語る、受け入れがたい現実
-
小説『六月のイカロス』【第16回】濱岡 稔
【小説】マオの唇が、そんなこときかないでよ、と動いた。
-
小説『楕円球 この胸に抱いて』【第2回】さとう つかさ
水平線を見ると思い出す…高校時代、ラグビー部の思い出
-
小説『六月のイカロス』【第15回】濱岡 稔
【小説】友達に告げられたのは、信じたくない「先輩の噂」
-
小説『楕円球 この胸に抱いて』【新連載】さとう つかさ
【小説】海辺の学校、自主練に励むたった一人のラグビー部員
-
小説『六月のイカロス』【第14回】濱岡 稔
【小説】「なんで…」呟いた穂波に、佐希が告げる衝撃の真実
-
小説『六月のイカロス』【第13回】濱岡 稔
【小説】「うそでしょ」少女から告げられた名前に、穂波は驚き
-
小説『六月のイカロス』【第12回】濱岡 稔
「教えて。それはだれなの?」戸惑う少女が口にした人物は…
-
小説『六月のイカロス』【第11回】濱岡 稔
【小説】「きみがだれなのか、そこから教えてもらおうかな」
-
小説『六月のイカロス』【第10回】濱岡 稔
【小説】捨てられた血のりの痕跡…新たな「事件」との出会い
-
小説『六月のイカロス』【第9回】濱岡 稔
略したら「スマホ」じゃなくて「スマフォ」じゃない?
-
小説『六月のイカロス』【第8回】濱岡 稔
【小説】「学校サボって旅とか、どんだけ自由人なの?」
-
小説『六月のイカロス』【第7回】濱岡 稔
【小説】一週間ぶりに姿を見せた友人…長期欠席の理由に唖然