約束の土曜日の朝、平塚駅で待ち合わせた部員たちと、龍城ケ丘高校に向かった。平塚の町の海寄りの、住宅街の裏側に学校はあった。校庭のフェンスの外にはうっそうとした松林。梅雨にはまだ間がある時期だけれど、空はどんよりと曇っている。練習開始予定よりも少し早く、さすがに男子生徒が着替える傍にはいられないから、しきりに遠慮する海老沼さんを手伝って給水ボトルを洗う。その背後から、張りのある声が響いた。どこか、…
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