【前回記事を読む】若手が俺の様子を慎重に窺っている。様子が変だ。そう思っているに違いない。大正解! 実際、様子は変だった。挙動不審。ん? オッサンの声? また、オッサンかいな。そう想像しながら、思い切って振り向く。「あのう……」これが三人目の弟子志願者か。三十代と思しきサラリーマン風の男性だった。「はい」小さい声で返事をする。「カバン、落とされましたよ」え? カバン? 確かに脇にはさんでいたセカ…
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小説『師匠と弟子のワンダーランド』【第6回】儀賀 保秀
三日連続で弟子入り志願者が来た! 三人目は「ダメなの?」と甘い声で聞いてくる二十歳の女性で…
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小説『師匠と弟子のワンダーランド』【第5回】儀賀 保秀
若手が俺の様子を慎重に窺っている。様子が変だ。そう思っているに違いない。大正解! 実際、様子は変だった。挙動不審。
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小説『師匠と弟子のワンダーランド』【第4回】儀賀 保秀
昨日はイケメン、今日はオッサン!「惚れました」と言われてもなあ…二日連続「弟子にしていただけませんか?」と迫られている
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小説『師匠と弟子のワンダーランド』【第3回】儀賀 保秀
そんなことってある? 自分のもとに、二日連続で弟子入り志願者が現れた! けど…オッサンやないかい!
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小説『師匠と弟子のワンダーランド』【第2回】儀賀 保秀
面倒くさいなあ。普通にこのまま続ける…それが一番楽な気がした。そうしていつも現状維持。そんな矢先―!?
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小説『師匠と弟子のワンダーランド』【新連載】儀賀 保秀
「ああ、弟子ね…え、弟子!?…弟子って、ひょっとして、この私に?」人気も実力もない喜之介に、突然イケメン弟子入り志願者が!