例えば学芸史家・森銑三(一八九五~一九八五)の紹介する了然尼(りょうねんに)(一六四六~一七一一)もそうした思いを抱いた女性のひとりだった。俗名を葛山(かつらやま)ふさといい、生計が豊かで教養も高い父母の下、「宗教的雰囲気も相当に濃かった」家で育ち、8歳前後に東福門院(後水尾天皇の中宮)に仕え、17~18歳ごろ16歳年上の儒医の松田晩翠と結婚し、二男三女をもうけた後に婚家を離れている(※補註参照…
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第8回】新妻 健
最初の夫と死に別れ子供も死に、二度目の夫とも死別
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エッセイ『世を観よ』【第36回】坂井 音重
暖をとるのは「火鉢」、温まるのは「おこた」
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第7回】新妻 健
「出家」までして信仰に生きることは困難であった
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第6回】新妻 健
日本人の死生観の主たる基盤を形成
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エッセイ『日本で一番ユーモラスな理科の先生』【最終回】根本 隆正
報われないかもしれない努力をできることが才能
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エッセイ『世を観よ』【第35回】坂井 音重
戦をしているときでも、能は舞われていた
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第5回】新妻 健
阿弥陀仏を信じれば、極楽に往生できる
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エッセイ『世を観よ』【第34回】坂井 音重
八百万の神がおわします
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エッセイ『日本で一番ユーモラスな理科の先生』【第26回】根本 隆正
子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃ
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エッセイ『日本で一番ユーモラスな理科の先生』【第25回】根本 隆正
卒業して三十年、自分の親が他界していく悲しい年代
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エッセイ『日本で一番ユーモラスな理科の先生』【第24回】根本 隆正
「ひなげし」と「虞美人草」は同じ花
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エッセイ『世を観よ』【第33回】坂井 音重
新しい年、メッセージをちりばめた賀状が届く
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第4回】新妻 健
器物百年にして精霊と化す
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エッセイ『世を観よ』【第32回】坂井 音重
「クリスマスに飾るのは避ける」と言う風習
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エッセイ『日本で一番ユーモラスな理科の先生』【第23回】根本 隆正
勉強なんてできなくてもいい
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エッセイ『日本で一番ユーモラスな理科の先生』【第22回】根本 隆正
人に言われて、一番嬉しい言葉は?
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エッセイ『日本で一番ユーモラスな理科の先生』【第21回】根本 隆正
「百年に一度の不況で大変だ」と言ってステーキを食べている
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エッセイ『世を観よ』【第31回】坂井 音重
お酒が好きなのは人間だけではない
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第3回】新妻 健
人生は所詮迷ひである。寧ろイリュージョン(=幻影)である
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エッセイ『世を観よ』【第30回】坂井 音重
命は途切れず、廻るものである