清姫は素早く祭壇の下の戸を開けて入った。すると、同時に祭壇が崩れ落ちた。「い、嫌~。」泣き叫んで祭壇に近寄ろうとする紗久弥姫を、仲根は抱きかかえた。「羅技姫に我等の仇打をさせてはならぬ」和清が言うと、重使主と仲根は深く頭を下げ、その言葉を胸に刻んだ。一行は森の隠れ宮を目指して、長いかずら橋を渡って行った。風神丸と雷神丸は共に行かず、和清のそばを離れようとしなかった。「お前達……? 主の羅技姫と一…
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