川端康成(一八九九~一九七二)は、岡本かの子の小説家デビューに一役買った人物だ。彼がかの子の「生命」観に共感したことがきっかけらしいが、三島由紀夫によれば、川端の「生命」観はその官能性の面でかの子の観念的な生命観と違いがあるようだ (「永遠の旅人」昭和31年『決定版 三島由紀夫全集』29巻 新潮社㉔)。それはともかく、かの子全集の未完成推薦文を残したまま、ガス管を銜(くわ)えて川端は自殺した。川…
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第28回】新妻 健
川端康成が「心霊学や死後生」に強い関心を抱いていたワケ
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第27回】新妻 健
大生命の海の中に泳ぐ小生命の魚のように
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第26回】新妻 健
「諸行無常」とは滞りのない生命の流れ、その多様な変化の様を指す
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第25回】新妻 健
青年と駆け落ち、実家の破産…作家「岡本かの子」の壮絶人生
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第24回】新妻 健
仏教の不殺生の理念に沿うべく菜食主義者だった賢治
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第23回】新妻 健
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第22回】新妻 健
観音の力による死の除去を願う心
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第21回】新妻 健
日本においても法華経の影響力は大きい。
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第20回】新妻 健
生きて恥をかくよりはと、『未来の縁』をたのむ愚かな心から実行した
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第19回】新妻 健
恋の迷いは悟りの世界への架け橋
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第18回】新妻 健
男女が思いつめ、同意の上で、しかも一緒に死ぬ事件
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第17回】新妻 健
心中は窮してするものではない。むしろ幸せの絶頂でするもの
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評論『西洋キリスト教という「宗教」の終焉』【最終回】佐藤 博
誤った歴史認識は聖書解釈さえおかしくする
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評論『西洋キリスト教という「宗教」の終焉』【第47回】佐藤 博
日本は八千万に近い膨大な人口を抱え、それが四つの島にひしめいていた
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評論『西洋キリスト教という「宗教」の終焉』【第46回】佐藤 博
国民性の細部に至るまで徹底調査され四十年に亘り調べ尽くされていた
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第16回】新妻 健
被害者への供養に代えて、真剣に仏教の教えを学ぼうと決意
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評論『西洋キリスト教という「宗教」の終焉』【第45回】佐藤 博
日本国民の殆どに刷り込まれていた自虐史観という思想
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第15回】新妻 健
弟よ、妹よ、世は一切が無常であり四苦八苦の世界だ
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評論『西洋キリスト教という「宗教」の終焉』【第44回】佐藤 博
歴史観とは既に解釈された歴史のこと
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評論『西洋キリスト教という「宗教」の終焉』【第43回】佐藤 博
自虐史観とは即ち、偽善者御用達の隠れ蓑