私はあと数カ月で70を迎える。最近身近な者が続いて倒れ、私も「死に方」を考えるようになった。だがこれは難しい。こっちの都合が加味できないからである。特に体の自由が利かぬ形での死は、私にとって恐怖である。このメモの最大のテーマはそのことになると思う。結局、私はむしろ「がん」を望むのである。痛みは徹底的な鎮痛剤の使用で逃げられる。意識のないベッド暮らしは何としても避けたい。ところが私の家系は、徹底し…
ノンフィクションの記事一覧
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【新連載】野村 よし
口から食べられなくなったら、そこで終わりにしてくれ。「胃ろう」など、もっての外だ。余分な治療は一切するな。
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エッセイ『318号室の扉』【第8回】戸嶋 次介
「ママの代わりなんてしてほしくないんだ!」優しさに甘えて出てしまった咄嗟の叫びが木霊する。
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実用『子どもの可能性を引き出す魔法』【第8回】吉田 敦子
仕事に没頭し、ついに会社を設立。そんな矢先に子どもを授かり、仕事との両立をせざるを得なくなってしまい……
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エッセイ『318号室の扉』【第7回】戸嶋 次介
ある時、食事しながらケイコさんは僕にこう呟いた「私さぁ、あなたのママにはなれないけど、でも少しだけでも代わりになりたいな」
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実用『子どもの可能性を引き出す魔法』【第7回】吉田 敦子
まずはやってみよう! 「無謀だ」と何度も否定されても、事業を成功させ続ける人が掲げるモットーとは。
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【最終回】上島 薫
容態が急変した夫のもとに駆け付けると、「脳は再出血によりもう機能していません。心臓は長くはもたないと思います」と…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第23回】上島 薫
「また明日も来るからね」と、握っていた夫の手を離した…。その日が、最後の日になった。面会を始めて4日目のことだった。
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第22回】上島 薫
「子どもが大きくなったら」「おじいちゃんおばあちゃんになったら」些細な夢がたくさんあったのに。私と幼い息子を残して夫は…
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エッセイ『腐敗した医療製薬複合体によるワクチン薬害』【最終回】伊藤 裕幸
新たな職場での研究は楽しくて仕方がなかった。日々研究へ没頭するも、とある職業倫理観が問題となり......
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第21回】上島 薫
母との絶縁、パニック障害、アルコール依存…そんな中で、息子は4歳になっていた。いっそ、私を責めたて罵倒してくれたらと…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第20回】上島 薫
母とは二度と関わらない、縁を切ろう。母にとって都合のいい娘で居続ける、親子ごっこは懲り懲りだ。頭では理解していたが…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第19回】上島 薫
夫から誕生日にサプライズ…「次は、40歳の時だね」だけど、それは叶わぬ夢となった。私は34歳で一人になった。
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第18回】上島 薫
子育ての現実…24時間スタンバイ状態の私。夫は、朝早く夜は遅い。両親は手助けする気なしで、義母は介護に追われてる。
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第17回】上島 薫
風俗嬢という仕事に依存していた。“男”への私なりの復讐だった。「どうして、自分の価値を下げようとするの」と彼氏は聞くが…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第16回】上島 薫
拒食症。体重は37kg。入院も点滴も断り続けた。やったらやった分だけ結果がついてくる、人生で初めての達成感だったから…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第15回】上島 薫
「あぁ、また私、死に損なっちゃったのか」自殺未遂と精神科入退院を繰り返した日々。目を開くと病院の天井が見えた瞬間…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第14回】上島 薫
未遂とはいえ、私は10年もがき苦しんできた。この問題に向き合おう。本人とちゃんと話そう。だが、彼の返答は「覚えてない」
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第13回】上島 薫
「それは性被害といえるのか?」…兄の友達にされたこと、10年間隠してきたあの日の出来事を、遂にすべて両親に話した。だが…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第12回】上島 薫
彼に援助交際の事実を話した。これですべて終わりだと思った。だが、彼から「別れよう」という言葉はなく…
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エッセイ『あなただけが消えた世界』【第11回】上島 薫
援助交際を始めた。彼氏に不満があるわけでもなく、特に理由はなかった。その人とホテルに入り、終わると彼氏のアパートに帰った