明治二十一年(西暦一八八八年)十月ある日、京都御所に隣接する飛鳥(あすか)井(い)家の屋敷で、蹴鞠(けまり)の会が催された。蹴鞠は公家の嗜みの一つで、飛鳥井家の家職でもあった。万条もそれが得意で、大御門と一緒に子供の部に参加したのだ。だが、張り切って準備体操をしているときだった。ふと見れば、ひときわ身体の大きい少年が、一人混じっていた。明らかに体力差がありそうで、しかもそいつは、終始にやにやと笑…
小説
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『維新京都 医学事始』【第2回】山崎 悠人
【歴史小説】蹴鞠の会に現れた卑怯者…堂々立ち向かった少年とは
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『君と抱く/夢想ペン作家日和』【第13回】香輪 直
我が子を預け、仕事に明け暮れる父に起きた「ほっこりした出会い」
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『エンゲージ・リング』【第7回】范 優生
男性と半年以上も付き合えなかった女性…ついに出会った“良きパートナー”
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『雷音の機械兵』【第9回】涼海 風羽
「この村で最も尊い命」を自称した少女が見せた“純粋無垢な一面”
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『ナーダ・サーガ 「無の国の物語」』【第7回】茂木 光春
「2千年前の、年代物中の年代物じゃ!」酒の即売会に現れた“幻のワイン”
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『ファンタズマ』【第3回】一ノ井 亜蛮
「タイムスリップしたのか?」突きつけられた“戸惑うしかない”現実
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『白い噓』【第7回】そのこ+W
性差よりも個人の能力差なのに…「科学の力を奉じながら時代錯誤の差別が残る」医療現場
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『除霊堂奇譚』【第6回】吉田 開
「この野郎、ぶん殴ってやる!」霊媒体質の男が“除霊能力”を手にした事件
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『恋終わりの雨が7の日に降る確率』【第7回】安桜 砂名
胸に膨らみが...目覚めるとそこは授業中で僕は少女になっていた⁉
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『パペットのように』【第8回】楢井 春生
「多分世界一忠誠心に富んだ世にも稀な民族だよ、日本人は」
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『百合墓荒らし』【第7回】夏緒 冬弦
夏休みの書架整理中に議論「山と海、死ぬとしたらどちらがいいか」
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『Someday, Somewhere!』【第5回】宙舞 えみり
「命丸ごと、存在していることが素晴らしい」学びつづける我々の命の定め
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『わたしのSP』【最終回】結李花
「顔見知りだったような、どこかなつかしいような」既視感にとらわれて
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『ノスタルジア』【第6回】森下 修作
「過去に逃げ込めず、未来へとはばたけもせず、現在を否定したら後には何が残るのか」
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『再会。またふたたびの……』【第9回】恵 美啓
30年前の渋谷の街を歩くーなんとなく、いまではない違和感を重ねて
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『湘南ラブストーリー 瑠璃色の朝焼け』【第3回】小林 正吾
【小説】砂浜で見かけたミステリアスな美青年に、ツレの女性は…
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『天空橋を渡って』【第8回】松井 左千彦
「どんなことがあっても、八月九日午前十一時半に、ここに来ます」
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『私たちに、朝はない。』【最終回】はしばみ じゅん
「もうちょっと飲まないか?」彼が珍しく二軒目に誘ってきたワケ
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『カシマレイコの噂』【第3回】白崎 秀仁
1ヶ月で行方不明者が何人も…囁かれる都市伝説との関連とは
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『終わりの象徴』【第6回】あらき 恵実
愛なのか…少年が「せっかくとった金魚を川に逃した」怖い理由