【前回の記事を読む】橋を渡ろうする母子から通行料を取ろうと、男が子供に手を伸ばした瞬間二人の間に割って入ったのは…驚いて仰け反ったのは、真っ黒い風貌と大柄な体軀のせいだけではなかった。男から発する異様な『気』に圧倒されたからといっていい。微動だにしないその姿は、何かとてつもないものを内在しているような威圧感さえ漂わせている。事実、権藤一味の誰もが威圧され、後ずさりしていた。正確にいうと近寄れない…
小説
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『ながれ星 冬星』【第3回】石田 義一郎
「おう熊、かわいがってやれ!」 巨漢は唸り声を上げ、男の背中に尻を落とした。大きな衝撃が橋全体を包み、関節のきしむ音がした――
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『ザ・キュレーター』【第3回】そのこ+W
女は「トイレに行きたくなった、ちょっと荷物を見ていて」と有無を言わさず彼女の胸に押し付けて、ホールの奥に慌ただしく姿を消した。
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『海の中の記憶』【第3回】中原 信
冷戦下の過激な『スパイ狩り(マッカーシズム)』を非難したサリンジャー。作品に宿る、平和な現代を生きる若者には伝わりづらい「説得力」とは...
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『「本当の自分」殺人事件[注目連載ピックアップ]』【第9回】水木 三甫
硬直する体に構わず、若い桃のような頬に唇を当てる。首筋からさらに下へ、新鮮な匂い。しがみついていた力は抜け…
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『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[新連載記念ピックアップ]』【第28回】武 きき
夫をホテルに連れ込んで、体を勝手に触って…女の頬に平手打ち「小遣い稼ぎかもしれないけど、目を覚ましなさい!」
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『あら、50歳独身いいかも!』【第23回】武 きき
名古屋へ二か月間の出張が決まってしまい「君がいない家なんて…」子供のように駄々をこねる夫に妻は…
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『カスバの女』【第11回】竹中 水前
カフェのテラス席に陣取っている男たちは、通りを女性が通ると、食い入るように見つめながらその姿を追う。異様な光景だ
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『虹色の魂』【第9回】青居 蒼空
真剣な面もちで、僕に話があるという父。「光、お母さんとは今日でお別れだ」涙ぐむ目を逸らし、話を続けた…
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『テラスの旅路Ⅰ』【第5回】響乃 みやこ
――少しの罪悪感が湧く。ロボットである私が育ての親だということ、いつかは壊れて、そばにいてあげられなくなること。
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『恋の終わりに』【新連載】西田 剛
【ミステリー】「お前の母ちゃんむちゃかわいいやん!」四十一歳の母は美人で自慢の母親。彼女と接すると優しい気持ちになれる――
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『「本当の自分」殺人事件[注目連載ピックアップ]』【第8回】水木 三甫
「好きな店でいいよ」と絶対に言わない。行く店は決めてくれるし、選ぶ店のセンスもいい。浮き彫りになる、夫の物足りなさ。
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『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[新連載記念ピックアップ]』【第27回】武 きき
夫と見知らぬ女性がラブホテルで…?ー愛妻家のはずの夫が帰ってこない。連絡も取れず朝になると、ある動画を見せられて…
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『あら、50歳独身いいかも!』【第22回】武 きき
ふわふわした休日に「ああ~、幸せだね」――食事を済ませて、新聞を読んで、コーヒーを飲んで、抱きしめられ…
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『カスバの女』【第10回】竹中 水前
ブーメ大統領はフランスからの物資の輸入を禁止しようとしている。そこでフランソワタイヤに代わってニホンタイヤが…
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『テラスの旅路Ⅰ』【第4回】響乃 みやこ
「よく見ていて…ライフルはこうやって使う」――野生のシカに照準を合わせ、引き金を引くと、鋭い銃声が空気を切り裂いた。
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『花房藩釣り役 天下太平 五月の恋の吹きながし』【新連載】石原 しゅん
「天下太平日々是れ好日、世はなべて事もなし」 天賀太平二十三歳、若き侍。その手に持つのはもちろん刀…ではなく釣り竿!?
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『「本当の自分」殺人事件[注目連載ピックアップ]』【第7回】水木 三甫
「本当に食事だけですから、ね?...」ろくろを廻すことに飽き始めていた頃、強引な男性に話しかけられて…
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『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[新連載記念ピックアップ]』【第26回】武 きき
元カノに触った手で触れてほしくなくて、私は夫を振り払ってしまった。その夜、帰宅後ドアを閉めると同時に夫が激しく…
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『あら、50歳独身いいかも!』【第21回】武 きき
「会いたかった! ますます綺麗になったな」昔プロポーズされた男性と再会。夫は怖い顔をしてこちらを見ていて…
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『カスバの女』【第9回】竹中 水前
「あそこのテーブルは日本大使館関係、こっちのテーブルはA商社だ。だからここでは仕事の話はあまり出来ない」