竹中 水前

本名:竹中 寛(たけなか ひろし)
熊本県出身 東京都江東区在住

1965年 (株)ブリヂストン入社
  1970年 日本大学理工学部夜間部卒業
1975年以降 レバノン、エジプト、イギリス、フランス、西ドイツ、ベルギーに駐在
その後 オーストラリア、南アフリカで9年間現地法人の代表取締役社長を歴任
  以上合計23年間の海外勤務を家族帯同で経験

2007年 定年を機に南アフリカより帰国
継続勤務傍ら文学を志し、塩見鮮一郎先生、八覚正大先生に師事
2009年 (株)ブリヂストン退社
2010~2016年 三井物産パッケージング(株)技術顧問

著書 『濡れた石畳』(幻冬舎2018年)
   『アパルトヘイトの残滓』(幻冬舎2020年)
   ※以上、「竹中 寛」名にて出版
賞歴 エッセイ社会批評賞
     『タイヤ検視官』(文芸思潮2014年)
   エッセイ優秀賞
     『カダフィーの国のヌエジ』(文芸思潮2023年)
   銀華文学賞佳作
     『とかげの頭切り』(文芸思潮2019年)

掲載記事

書籍

  • カスバの女
    たけなか すいぜん
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    壮絶な独立戦争を経て、1962年に独立したアルジェリア。
    それから13年がたち、旧宗主国フランスの影響から脱却し、自力での経済発展を図るアルジェリアにとって、領土の90%を占め、豊富な石油が埋蔵されるサハラ砂漠を通じた輸送ルートは生命線となる。
    しかし、ソフトサンド地帯での長距離走行に堪えうるフランス製タイヤ「サハラX」に頼らざるを得ないというジレンマを抱えていた。
    そこに日本製タイヤの商機を見出した七洋商事とニホンタイヤは、精鋭チームをアルジェリアに派遣する。
    国際入札に向けた駆け引きが続く中、旧市街カスバの一角にたたずむカフェバーで、七洋商事の井原はパリで知り合った幸(さち)と思いがけない再会を果たす。
    一方、確実と思われていたニホンタイヤの落札が<ゼロ>という衝撃的な知らせが舞い込み――

    二転三転する展開に息もつかせぬ国際派ビジネス小説 第3弾