桜小路 いをり

2005年生まれ。乙女座。幼い頃から読書と空想が好き。
13歳のときにオリジナルの小説を書き始め、創作の楽しさに夢中になる。
2021年に始めたnoteでは、「読み手さんの心を灯す記事」を目標に、素敵な音楽や本との出会い、ささやかな想いをゆるりと発信中。
執筆のおともは、ミルクたっぷりのアイスカフェラテと、ふわふわのぬいぐるみ。
私の紡ぐ言葉が、あなたの瞳に映る世界をより鮮やかに、より優しくする「魔法」になることを願って。

掲載記事

書籍

  • 春を呼ぶ少女
    桜小路 いをり
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    ここは、とある冬の長い村。冬をもたらすオオカミ「冬の神様」の住む森がそばにあるために、そこにはなかなか春がやってこなかった。

    「春を呼ぶ」という不思議な力を継承する少女リリーは、長い冬を終わらせ、止まっていた季節を動かすために、今年も愛馬に乗って村中を巡る。凍てつくような村に春の花を咲かせ、春の匂いを呼び起こし、春の日差しを注ぎ込んだ。待ち望んでいたあたたかな光に喜ぶ村人たちは、この少女のことを、とても大切に思っている。しかし、それはリリーが「春を呼ぶ少女」だから——ではない。そのことに、彼女はまだ、気づいていなかった。 『春を呼ぶ少女』

    リリーたち一族は、どうして春を呼ぶ力を持つようになったのか。そのきっかけは、一人の少女のちいさな勇気だった。
    寒さで体を壊さないよう、冬のあいだ村を離れて暮らす病弱な弟を心配していたリリア。そんな彼女の気持ちを知ったやさしい魔法使いが、彼女にある提案を持ちかける。魔力を持たないまだ幼いリリアに、春を呼ぶという重大な仕事はできるのか――。 『はじまりの物語』

    柔らかくてあたたかい、2人の「春を呼ぶ少女」のお話。