閑かさや岩にしみ入る蝉の声この句、最初は 山寺や岩にしみつく蝉の声であった。(なんと平凡な句)。推敲に推敲をかさねて、四年後の、「おくのほそ道」清書時に(四年かけて)名句になった。旅が終わった翌年に作られた「猿蓑」には掲載されていない。最上川では舟の涼しさを詠み、羽黒山・月山・湯殿山の、出羽三山では憧れの修験者の足跡を追って月山の頂きまで登り、下界に拡がる雲の風景を 雲の峯いくつ崩れて月の山出羽…
[連載]夢は枯野をかけめぐる 風羅坊・松尾芭蕉
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評論『夢は枯野をかけめぐる 風羅坊・松尾芭蕉』【第8回】山城 利躬
七夕の前夜は「明日の夜の宇宙の大ロマンスを想像すると、その前夜から心が昂って平静ではいられない」
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評論『夢は枯野をかけめぐる 風羅坊・松尾芭蕉』【第7回】山城 利躬
「後年提唱の〝かるみ〟と〝あたらしみ〟の発想」松尾芭蕉が生み出す「かるみ」の表現
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俳句・短歌『夢は枯野をかけめぐる 風羅坊・松尾芭蕉』【第6回】山城 利躬
旅から旅をかさねた芭蕉 「おくのほそ道」は自身が、自ら開いた蕉風俳諧の出発点と言える。
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俳句・短歌『夢は枯野をかけめぐる 風羅坊・松尾芭蕉』【第5回】山城 利躬
師から芭蕉への言葉…励ましと同時に「修行の根本は心を磨くことのみ」という本音
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俳句・短歌『夢は枯野をかけめぐる 風羅坊・松尾芭蕉』【第4回】山城 利躬
芭蕉生涯最大の転換点となる佛頂和尚との出会い。俳諧の真髄を求め旅から旅の生活へ
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俳句・短歌『夢は枯野をかけめぐる 風羅坊・松尾芭蕉』【第3回】山城 利躬
深川で隠遁生活のさなか運命的に出会った、芭蕉参禅の師・佛頂和尚とは
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俳句・短歌『夢は枯野をかけめぐる 風羅坊・松尾芭蕉』【第2回】山城 利躬
芭蕉が見た風景。墨田川から広がる広大な海、眼前に聳え立つ名峰富士。
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俳句・短歌『夢は枯野をかけめぐる 風羅坊・松尾芭蕉』【新連載】山城 利躬
松尾芭蕉は貧しい百姓の子だった。一体どこでどんな勉強をしたのか?