「そう言えば、有田さんの親父さんは警察庁勤務のキャリアなんだって? 親父さんは君が同じキャリアの道に進んでほしかったんじゃないのか?」「はい、でもあたしはどうしても刑事になりたくて。今は父も応援してくれています」「そうか、それは良かったな」有田は取り皿のパスタをぺろりと平らげ、二杯目のワインも飲み干した。「いい飲みっぷりだな」「はい、段々調子が出てきました」佐伯は苦笑しながら有田のグラスにワイン…
[連載]刑事狩り
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小説『刑事狩り』【第8回】人見 謙三
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小説『刑事狩り』【第6回】人見 謙三
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小説『刑事狩り』【第5回】人見 謙三
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小説『刑事狩り』【第4回】人見 謙三
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小説『刑事狩り』【第3回】人見 謙三
全能の神ゼウスの息子、佐伯刑事課長。着任早々小学一年生の女の子が行方不明?!
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小説『刑事狩り』【第2回】人見 謙三
「必要のない刑事は排除する」県警全署の改革のため…選別が行われる【小説】
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小説『刑事狩り』【新連載】人見 謙三
本部長が切り出したのは「刑事部の解体」。多種多様な犯罪に対応するためと言うが…。