少しカーブになっている路地を、住宅五、六軒も進んだだろうか。ふたりは、二股に分かれている場所に行きついた。その二股の道の突き当りの場所に、木造の小屋のような祠(ほこら)がある。祠の扉を開けて中を覗くと、小さなお地蔵様が鎮座していた。「住宅の中に、今時こういうお地蔵さんがあるって珍しいよね」「そうねぇ」真琴も父親の実家の集落のことながら、知らなかった様子だ。「供えてあるお花がまだ新しいよ。お参りす…
[連載]善悪の彼方に
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小説『善悪の彼方に』【第9回】叶浦 みのり
住宅街にあったお地蔵さんにお参り中話しかけてきた男性は亡くなった友人の父親の知人で今回の火事の通報者!?
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小説『善悪の彼方に』【第8回】叶浦 みのり
友人の実家が放火されて全焼! 周囲が空き家の中目撃者を探そうと…
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小説『善悪の彼方に』【第7回】叶浦 みのり
放火の場合、怨恨か変質者などによる放火か、だいたいどちらかに分類されるようだが…
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小説『善悪の彼方に』【第6回】叶浦 みのり
夫人は「事故」ではなく「事件」と言っていた…。夫人のこの言葉に何か違和感を覚えた
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小説『善悪の彼方に』【第5回】叶浦 みのり
火事は本当に事故?「お父さんが誰かとそこで会っていたってことは考えられない?」
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小説『善悪の彼方に』【第4回】叶浦 みのり
「その四時間の間に何をされていたのでしょうか?」家族ですら謎となった主人の行動
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小説『善悪の彼方に』【第3回】叶浦 みのり
たったひとりの肉親を亡くしたあずみ…過去に背負った「ずしんと重い気持ち」
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小説『善悪の彼方に』【第2回】叶浦 みのり
【小説】わたしが空白の四時間の謎、もう一度調べてみる!「はぁあ?」
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小説『善悪の彼方に』【新連載】叶浦 みのり
【小説】「うちのパパって、絶対殺されたんだと思うの」