大晦日はお祖父ちゃんとおばあちゃんは料理、お姉ちゃんは買い物係、僕たちはまたお兄ちゃんの子分になってずっと大掃除だった。みんなで正月準備をしている家族の雰囲気に、由美のテンションが上がって声が大きくなり、つい僕もつられて張り切っていた。千恵姉ちゃんが昼ご飯のとき「小さい頃のお正月は、大晦日に母が買い物をたくさんして、元日にはそれがお皿に並んでお雑煮食べるぐらいだったなあ」ちょっと寂しそうな言い方…
[連載]千恵ねえちゃん
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小説『千恵ねえちゃん』【第17回】城 唯士
熊野神社へ家族六人で初詣に行く。誰も「いい一年だった」とは言わないけど、家族のおかげでたくさん思い出ができた一年だった。
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小説『千恵ねえちゃん』【第16回】城 唯士
「こんな豪華なクリスマス初めてだねえ」プレゼント交換に演奏会、家は両親がいた頃のような華やかさを取り戻す…
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小説『千恵ねえちゃん』【第15回】城 唯士
一緒に暮らし始めてから初めて家族でちゃんとやる誕生会は楽しくて
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小説『千恵ねえちゃん』【第14回】城 唯士
いよいよ結果発表の時間。金賞と言われれば県大会に出られるが、果たしてその結果は…
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小説『千恵ねえちゃん』【第13回】城 唯士
不安いっぱいで迎えたコンクールの朝。パニック状態で肝心なトランペットの音は…
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小説『千恵ねえちゃん』【第12回】城 唯士
急遽、コンクールのメンバーに抜擢!? 新しい楽器と共に猛練習!
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小説『千恵ねえちゃん』【第11回】城 唯士
中学入学祝いは「トランペット」!! 部活中心の学校生活がスタート!
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小説『千恵ねえちゃん』【第10回】城 唯士
中学校への不安。「いじめてくるやつはシメてやる」でも、頼もしい兄ちゃんたちがいる
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小説『千恵ねえちゃん』【第9回】城 唯士
驚いた!千恵姉ちゃんがいじめられていたなんて信じられなかった。
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小説『千恵ねえちゃん』【第8回】城 唯士
「ヒロちゃんがやった方がいいよ」友人の勧めで赤組の応援団長に。運動会当日、表象台で…。
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小説『千恵ねえちゃん』【第7回】城 唯士
両親を亡くした少年の喜び「これからはここにずっといればいいんだ」
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小説『千恵ねえちゃん』【第6回】城 唯士
「急に、すごく、お父さんとお母さんに会いたくなって」もう誰もいない空っぽの部屋
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小説『千恵ねえちゃん』【第5回】城 唯士
「これからもずっと迷惑をかけるんだ」お姉ちゃんたちとの新しい暮らし
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小説『千恵ねえちゃん』【第4回】城 唯士
交通事故で両親を亡くした兄妹。ふさぎ込む少年に千恵姉ちゃんがかけた言葉
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小説『千恵ねえちゃん』【第3回】城 唯士
父の“居眠り運転”のワケに気づいた息子「頬が固まって動かなくなった」
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小説『千恵ねえちゃん』【第2回】城 唯士
大きな音と衝撃で目が覚め…事故直後の「変わり果てた車内」
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小説『千恵ねえちゃん』【新連載】城 唯士
両親を亡くした小学生の兄妹…僕たちのそばにいてくれた“千恵姉ちゃん”