家に帰り着いたらお祖父ちゃんが来ていて、「暗くなったら服しか見えないぞ」と僕たちがすごく日焼けしたと大げさに驚いた。翌日、僕と由美は午前中ベッドでごろごろして、お祖父ちゃんもお店が夏休みだから家にいた。昭二兄ちゃんと千恵姉ちゃんは二人で友達の所に行くと言って、沖縄のお土産を持って出かけていった。二人だけで出かけるのはすごく珍しい。夕方になって僕と由美、お祖父ちゃんとおばあちゃんの四人で焼き肉屋さ…
[連載]千恵ねえちゃん
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小説『千恵ねえちゃん』【第15回】城 唯士
一緒に暮らし始めてから初めて家族でちゃんとやる誕生会は楽しくて
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小説『千恵ねえちゃん』【第14回】城 唯士
いよいよ結果発表の時間。金賞と言われれば県大会に出られるが、果たしてその結果は…
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小説『千恵ねえちゃん』【第13回】城 唯士
不安いっぱいで迎えたコンクールの朝。パニック状態で肝心なトランペットの音は…
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小説『千恵ねえちゃん』【第12回】城 唯士
急遽、コンクールのメンバーに抜擢!? 新しい楽器と共に猛練習!
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小説『千恵ねえちゃん』【第11回】城 唯士
中学入学祝いは「トランペット」!! 部活中心の学校生活がスタート!
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小説『千恵ねえちゃん』【第10回】城 唯士
中学校への不安。「いじめてくるやつはシメてやる」でも、頼もしい兄ちゃんたちがいる
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小説『千恵ねえちゃん』【第9回】城 唯士
驚いた!千恵姉ちゃんがいじめられていたなんて信じられなかった。
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小説『千恵ねえちゃん』【第8回】城 唯士
「ヒロちゃんがやった方がいいよ」友人の勧めで赤組の応援団長に。運動会当日、表象台で…。
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小説『千恵ねえちゃん』【第7回】城 唯士
両親を亡くした少年の喜び「これからはここにずっといればいいんだ」
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小説『千恵ねえちゃん』【第6回】城 唯士
「急に、すごく、お父さんとお母さんに会いたくなって」もう誰もいない空っぽの部屋
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小説『千恵ねえちゃん』【第5回】城 唯士
「これからもずっと迷惑をかけるんだ」お姉ちゃんたちとの新しい暮らし
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小説『千恵ねえちゃん』【第4回】城 唯士
交通事故で両親を亡くした兄妹。ふさぎ込む少年に千恵姉ちゃんがかけた言葉
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小説『千恵ねえちゃん』【第3回】城 唯士
父の“居眠り運転”のワケに気づいた息子「頬が固まって動かなくなった」
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小説『千恵ねえちゃん』【第2回】城 唯士
大きな音と衝撃で目が覚め…事故直後の「変わり果てた車内」
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小説『千恵ねえちゃん』【新連載】城 唯士
両親を亡くした小学生の兄妹…僕たちのそばにいてくれた“千恵姉ちゃん”