【前回の記事を読む】「死の恐怖?」新聞の余白に記された父の文字(1)浄土教的死生観さて、江戸時代に庶民にも定着してきた「家」制度(世襲的「家職」の維持と祖霊信仰、「孝」の重視などを内容とする)の維持のためには、子を産む性である女性の場合、「出家」までして信仰に生きることは困難であったが、夫に先立たれた女性や、家の規範から免れた遊女、あるいは病気がちの女性の場合は、「穢土」、つまり穢れたこの世を「…
[連載]オールガイド 日本人と死生観
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評論『オールガイド 日本人と死生観』【第8回】新妻 健
出家が難しい環境下、「厭離穢土」を求めた江戸時代の女性たち
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評論『オールガイド 日本人と死生観』【第7回】新妻 健
「死の恐怖?」新聞の余白に記された父の文字
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評論『オールガイド 日本人と死生観』【第6回】新妻 健
火葬に対する抵抗のなさは浄土教に由来?日本人の葬儀作法の意外な歴史
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評論『オールガイド 日本人と死生観』【第5回】新妻 健
日本で仏教的死生観が広まった理由。人々が支持した「呪術性」
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評論『オールガイド 日本人と死生観』【第4回】新妻 健
日本人と死生観…レヴィ=ストロースが京都で語ったこととは?
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評論『オールガイド 日本人と死生観』【第3回】新妻 健
人生は儚いものであるからこそ…仏教的「夢幻泡影」の考え
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評論『オールガイド 日本人と死生観』【第2回】新妻 健
織田信長に豊臣秀吉…戦国時代に語られた「夢」の無常観
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評論『オールガイド 日本人と死生観』【新連載】新妻 健
歴史人物の生き様から見える、日本人特有の思想「無常」とは
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【最終回】新妻 健
墓地に死者の霊魂が…「身近な先祖」の伝統が生まれた背景とは
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第33回】新妻 健
徹底して苦難に殉ずるところに、絶対主体の生きざまが輝く
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第32回】新妻 健
地獄、極楽、天国、祟り、魂の迷い、一切ない。
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第31回】新妻 健
生死を超越するという禅の在り方も説かれている
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第30回】新妻 健
禅では、ここが浄土にもなり地獄にもなる
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第29回】新妻 健
前世の王姫は現世の乞食であり来世の紅雀
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第28回】新妻 健
川端康成が「心霊学や死後生」に強い関心を抱いていたワケ
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第27回】新妻 健
大生命の海の中に泳ぐ小生命の魚のように
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第26回】新妻 健
「諸行無常」とは滞りのない生命の流れ、その多様な変化の様を指す
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第25回】新妻 健
青年と駆け落ち、実家の破産…作家「岡本かの子」の壮絶人生
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第24回】新妻 健
仏教の不殺生の理念に沿うべく菜食主義者だった賢治
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歴史・地理『オールガイド 日本人と死生観』【第23回】新妻 健
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない