この補助金はグループ補助金と称しているので、あるグループに補助金が交付されるように思われるかもしれないが、補助金はそのグループの構成員である各企業に、個別に交付される。典型的な補助金Bだ。それなのに、なぜグループ補助金というのか。それは、ある地域の中小企業がグループを組んで共同して何らかの事業を行い、その共同事業がその地域に貢献するものであること、あるいはそのグループのすべての構成企業の収益向上…
[連載]補助金の倫理と論理
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第17回】庄司 進
実質的に4社は一つの会社…グループというには不自然である
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第16回】庄司 進
東日本大震災で被災した企業のための「グループ補助金」とは?
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第15回】庄司 進
米大統領選挙とリーマンブラザーズ破綻の間にある関係性とは?
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第14回】庄司 進
欧米との違い…個人主義が強固にならなかった意外な背景とは?
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第13回】庄司 進
日本では公私混同という言葉があるように、公私の区別が曖昧
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第12回】庄司 進
アクセルとブレーキを間違える…免許を返上すべきという意見も
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第11回】庄司 進
大臣の失言で取りつけ騒ぎに…昭和金融恐慌のきっかけとなった
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第10回】庄司 進
90年代の不良債権処理…銀行に公的資金が投入された背景とは
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第9回】庄司 進
社会的・経済的・地域的不均等は、競争が進むほどひどくなる
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第8回】庄司 進
電気や水道の利用料では運営費用がまかなえない…その場合は?
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第7回】庄司 進
全国で一定の行政サービスの水準を保つために、補助金が必要
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第6回】庄司 進
補助金はない方が良いという思想のアメリカにも、補助金がある
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第5回】庄司 進
キリスト教精神…「独り占めせず日本にも採用させてあげよう」
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第4回】庄司 進
日米の違い…アメリカ地方自治体は破産できるが日本はできない
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第3回】庄司 進
日本の地方自治体の数は約1800、米国は約8万7000ある
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【第2回】庄司 進
日本には昔から現在に至るまで、完全な地方自治など存在しない
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ビジネス『補助金の倫理と論理』【新連載】庄司 進
補助金と呼ばれていなくても、「補助金と同じもの」が多数ある
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