【前回の記事を読む】帝釈天の活躍で三邪神は撃退された。しかし、奪われた三種の神器は見つからず……「強硬派の神々が、三次元世界を破壊せよと……」そういったきり、帝釈天は黙りこくった。三人の間に沈黙の帳が下りた。三種の神器を紛失する原因をつくった帝釈天は、苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべた。「帝釈天よ、何もおぬしひとりで片をつけろとは思っておらぬ。穏健派の皆で力を合わせて何かできぬものかのう」沙伽…
[連載]天部の戦い
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小説『天部の戦い』【第6回】白龍 虎俊
三種の神器を取り戻すため、帝釈天と弁財天は地上へ降りる決意をする。それを聞いた十五童子たちは――
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小説『天部の戦い』【第5回】白龍 虎俊
帝釈天の活躍で三邪神は撃退された。しかし、奪われた三種の神器は見つからず……
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小説『天部の戦い』【第4回】白龍 虎俊
3邪神を相手に奮闘する童氏たち。敵はあまりにも強大で、邪神の吐いた唾液が足を捉えた。もう逃げられない......
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小説『天部の戦い』【第3回】白龍 虎俊
つかの間の休息。弁財天の奏でる琵琶の音に酔いしれるが、突然の雨風と共に現れる敵の名は……
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小説『天部の戦い』【第2回】白龍 虎俊
あらゆる生物が逃げ惑い、神すらも身を隠すほど熾烈な争い。勝敗を分けるきっかけは、あの小さな生き物だった?
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小説『天部の戦い』【新連載】白龍 虎俊
閻魔が降り立ったかと思うほどの惨状―神仏同士の壮絶な戦い。阿修羅王は、自分の娘・弁財天が略奪されると勘違いし…