「気をつけてね、おやすみ」新二が言い終えたと同時に、エンジンに火を入れる。地下駐車場から表通りへ出て、右折。首都高に再び乗って、今度は横羽線で横浜を目指す。横羽線に入ってしばらくすると羽田空港がある。もう少し早い時間だったら、幻想的なイルミネーションに彩られた滑走路を、一瞬視界にとらえることができる。これも、横羽線を走るときの楽しみの一つ。東京と神奈川の境で、今まで羽田線だった道が横浜線に変わる…
［連載］DJ
-
小説『DJ』【最終回】
「ヤバイから寝よっかな」そう言って、香子の隣にもぐり込んだ
-
小説『DJ』【第37回】
翔一は、マリファナのブロックを袋に入れ、ガムテープを巻いた
-
小説『DJ』【第36回】
取引相手は100％不良…感情まかせのクレームはできない
-
小説『DJ』【第35回】
火曜日の夜にサックンが来るからさ、そっちのオーダー取ってよ
-
小説『DJ』【第34回】
「クスリを使ってしまおう」という誘惑に負けるところだった
-
小説『DJ』【第33回】
えー、真夜中に大麻1キロ持って車で移動すんの？男2人で？
-
小説『DJ』【第32回】
2人の時間があまり取れないけど、ずっとこのままじゃないから
-
小説『DJ』【第31回】
マジでDJ辞めてこっち一本にしたほうがいいんじゃないの？
-
小説『DJ』【第30回】
「香子ちゃんは横で見てね」翔一はDJブースで選曲に没頭した
-
小説『DJ』【第29回】
イッチャッタ奴…薬が入っていない時でも幻聴や幻覚に苦しむ
-
小説『DJ』【第28回】
「逃げろー！」窓を開け、ベランダから逃げようとして墜落した
-
小説『DJ』【第27回】
入手ルートは…六本木、渋谷、新宿の不良とつながりがある奴
-
小説『DJ』【第26回】
翔一は、ある日を境にしてそれ系の薬物から一切の手を引いた
-
小説『DJ』【第25回】
ねーねー、久しぶりに来たんだからアッチで少し遊んでかない？
-
小説『DJ』【第24回】
六本木はゴチャゴチャしてるよ、たまに横浜の環境が恋しくなる
-
小説『DJ』【第23回】
このクラブは、車以外の交通手段で来場するゲストを拒んでいる
-
小説『DJ』【第22回】
俺のオフ日だから明日もがんばってな、じゃーおつかれッ！
-
小説『DJ』【第21回】
『おいおい、ちょっと違うんじゃないの？』それが日本の芸能界
-
小説『DJ』【第20回】
『彼女は何者なんだ』…何も知らないのに不安はない
-
小説『DJ』【第19回】
今夜出逢った香子について友人に話す…それは翔一の覚悟だった
- 1
- 2
