【前回の記事を読む】「彼は、死ぬ間際にあるコトバを残した。“ヒエタノアレモコロサレキ”」…ヒエタノアレ? 聞いたことがある、確か『古事記』の…よく磨きこまれた廊下には、冷気とともに独特の古びた匂いが漂っている。よく見ると玄関扉やげた箱の扉の表面には、装飾の文様が刻みこまれている。なかなかに凝ったつくりであることは廊下を歩いているだけで感じ取れた。長い廊下を奥へと進む。一度左に折れ、次に右に曲がっ…
[連載]シウカラ
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小説『シウカラ』【第8回】山田 光美
死んだ父を見つけたのは見つけたのは家政婦だった。「自殺」と聞いたが現場はあまりにも不自然で......
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小説『シウカラ』【第6回】山田 光美
「彼は、死ぬ間際にあるコトバを残した。“ヒエタノアレモコロサレキ”」…ヒエタノアレ? 聞いたことがある、確か『古事記』の…
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小説『シウカラ』【第6回】山田 光美
歴史には、表と裏がある。殺された鶴亀堂主人が遺したメッセージが示す人物は「古事記」の編纂者だった。その意味は......
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小説『シウカラ』【第5回】山田 光美
「父は、誰かに殺された」—!? その男は「絶対に外部には漏らさないように」と、警察に自殺と処理された父親の話を始め…
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小説『シウカラ』【第4回】山田 光美
モノをモノとして認識するために必要なもの…それは「名前」。それはモノとしてつなぎとめておく鎖のようなもの
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小説『シウカラ』【第3回】山田 光美
シンクロニシティの和菓子 今まで聞いたことも、見たこともなかった老舗和菓子屋が実はそばにある⁉
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小説『シウカラ』【第2回】山田 光美
創業650年で30店舗もあるにも関わらず、自社サイトがない老舗和菓子店。このお店の社長からHP制作の依頼があり…
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小説『シウカラ』【新連載】山田 光美
和菓子屋のウェブ制作依頼から始まる謎。エンタメ・サスペンス小説開幕!