医療不信とは真逆になりますが、医療過信も決して好ましいとはいえません。医療過信とは、「病院にかかっているから、健康は担保されている」と考え、完全に自分の医療を医師まかせにしていることをいいます。例えば、私が外来で診察している患者さんに、他の医師から処方された薬について、「この薬は何の病気に対して飲んでいるかご存じですか?」とお聞きすると、半数くらいの患者さんが「わかりません。先生から処方された…
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