【GLO「秋の読書フェア」開催中!詳しくはこちら】 「陽菜にあんなこと言われるとは、さすがに堪えたよ」陽菜が寝静まった夜、傷心のわたしは多恵と晩酌していた。机には空になった缶ビールとウイスキーボトル、それから夕飯の残りが散らかっている。多恵は梅酒を舐めながら陽菜が眠る部屋に視線を向ける。その部屋はかつて母さんが使用していた場所だ。「陽菜、おばあちゃんが亡くなって以来、情緒不安定だと思う。あの子は…
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