【前回の記事を読む】「お父さんを探してる」寝たきり同然だった母が外出着でマンション前の歩道に立っていた。父は10年以上前に死んでいるのに……どちらが効果あったのかわからないが、その翌日から母は再起したのだ。食欲が戻り買い物も自ら「行こう」と私に催促する。そのあまりの急激な変化にこちらがビックリ。「死相」は完全に消失している。不思議なものだ。母は常に家族のために生きてきた。尽くすべき人が居てはじめ…
新着記事一覧
-
エッセイ『九十歳直前から始まった母の十三年介護』【第7回】津村 彦行
「あんたのお母さん、ちっとも来はれへんなー」目の前にいる母にそう言われた。私が「あなたと私はどういう関係?」と聞くと……
-
エッセイ『心に咲いた向日葵[人気連載ピックアップ]』【第19回】丸山 珠輝
寺の前に、生後間もない赤ん坊が捨てられていた。胸元には「許しておくれ」と書かれた紙切れが…水飴を含ませると、無心に吸いつき…
-
小説『親友を推してるヤバいやつの彼女』【第9回】ほいっぷ
親友と南さんの間にある、確かな絆を感じた…彼の反応が気になり、盗み見ると、彼はそもそもベンチの方向すら見ておらず……
-
小説『who am I』【第26回】千戸 嶺
「誰が嫁に貰ってくれるんだ」…愛情障害を抱えた女子大生が、結婚や“普通”の幸せを捨てて、芸能界を目指した理由は——
-
小説『家庭教師十景』【第7回】みつき 一夫
「合格までは責任を持って教える」恋心を寄せる教え子と距離を置いた…だが彼女は「社会のことも教えてほしい」と見つめてきて…
-
小説『アイドルが私の短歌を推していた⁉』【第9回】すずき
人気アイドルから、毎日届く「おはよう」と「おやすみ」。彼氏のようなDMが日常になったある夜……
-
小説『私が空を飛ぶ理由』【第13回】武田 ちあす
「社会の先生になりたい」古い団地の4階へ帰った中学2年の少女。後に同級生が知ったのは、彼女の死だった
-
小説『花房藩釣り役 天下太平』【最終回】石原 しゅん
往来でドジョウ掬いを踊る大男…誰もが目を逸らしたが、男は「こいつを死なせるものか」と真剣だった。実は、彼が持っていたのは…
-
エッセイ『持続する社会』【第9回】鈴香 里紗
「“いじめ”はいじめる側に問題があります」…そう断言した私も、小学校低学年の頃は“加害者”だった。大人しい男の子に対して…
-
小説『山並みの彼方へ』【第9回】荻野 敏文
「百姓に学問はいらない」と父に言われ、家出したが…東京で見つけた肉体労働は過酷だった。毎日泥のように眠り…
-
小説『『冬隣』会員限定!全話公開記念ピックアップ』【最終回】順菜
旅先で出会った男と2日、一緒に過ごした。帰宅後、彼から「会いたい」と連絡が…その日は面接予定だったけど辞退した。彼が来てくれるかも、と…
-
エッセイ『破壊から再生へ[人気連載ピックアップ]』【第12回】橋岡 蓮
人を信頼しすぎてしまうのは、“寂しい人間”の証拠? 会社で周りに馬鹿にされていた私をかばってくれた先輩に…
-
小説『三代の光陰』【最終回】大村 泰
役員たちの責任逃れのために、戦犯として祭り上げられた。トカゲのしっぽ切りで、子会社への左遷が決まり…
-
小説『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男[人気連載ピックアップ]』【第18回】武 きき
「大変!大変!赤ちゃんが産まれたの。早く来て!」朝起きると、そこには白色と茶色の赤ちゃん子犬が…!
-
小説『一万円で君と会いたい』【第6回】サカイ ミナト
初めての家庭教師で、汚物を見るような冷ややかな視線を生徒から向けられた。つい言ってしまった“ある言葉”に…
-
エッセイ『心に咲いた向日葵[人気連載ピックアップ]』【第18回】丸山 珠輝
6歳の時、大切に育ててくれた人たちは皆、東京大空襲で亡くなった――生まれ育った寺の焼け跡に行っても、涙は出なかった
-
ビジネス『テクニカル分析の成功率』【最終回】宮脇 利夫
【株式チャート分析】陽線、陰線、また陽線…すぐ利確せずに「1日待ったほうがいい」とされる“強い並び”とは?
-
小説『who am I』【第25回】千戸 嶺
傘1本でその人の「育ち」は大体分かる。ビニール傘は準備ができない詰めの甘い人間、ブランド傘は……
-
エッセイ『虫を追って、祖国を想う』【第4回】韓 昌道
「お金を出して虫を買う人がいるわけがない!」北朝鮮で現地の人に「日本ではカブトムシが500~1,000円」と話すと……
-
小説『鬼の夜ばなし』【第6回】山口 まち
病人を装った牛若丸を、娘は屋敷へ招き入れた。三日三晩続いた祝宴の翌朝、娘と宝が消え――