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第2章 手術の後遺症と抗がん剤の副作用
胃切除手術の後遺症とは何か……。
抗がん剤の副作用とは何か……のお話ですが、自分でもよくわかりません。私の身体に聞いてくださいと言うしかありません。
自分の意思で、自分自身の身体をコントロールできない。これは、どうしてなのでしょうか……。
身体に負担の大きい外科手術で、内臓をメスで切り取る。抗がん剤の薬物で、正常細胞の機能まで殺してしまう。これらの治療は、現代医学がん治療での【標準治療】なのですから、仕方がないのでしょうか。
今まで自分の意思でコントロールしてきた身体が、突然変わり苦しみます。
胃切除手術の後遺症には、7年5ヵ月も経過した今でも、以前ほどひどくはありませんが苦しめられています。体質が変わったのでしょう。胃を切除して10年以上経過された方でも、後遺症に苦しんでおられるのだそうです。
もう過去の自分を忘れて、これが正常だと思うしかありませんね。
抗がん剤の副作用は、服用を中止して3年を過ぎたころに治り、以前の身体に戻りました。副作用はいろいろとありますが、最後まで残ったのは味覚障害です。何を食べても美味しくないのです。それどころか、見ただけで気持ちが悪くなります。
3年を過ぎて味覚が復活しましたが、そのときの食事の美味しかったこと、美味しかったこと。味覚細胞が突然復活したのです。
退院してやっと自宅療養が終わり、2ヵ月ぶりに会社に復帰しました。お見舞いに来ていただいた皆さま方に、ご挨拶をして自分の職場に戻ります。
この時の体重は、63kgから67kgまで回復していました。規則正しい生活をしていましたので、血液検査の数値は優等生です。
体力が回復したところで、再発を防止するための抗がん剤服用が始まります。胃切除手術の後遺症はすでに始まっており、体質の変化に戸惑っていました。
胃切除手術での後遺症と、抗がん剤服用での副作用は、まったく別で性質の違うものですが、がんを原因として現在の医療レベルでの処置による以後のさまざまな症状が私を苦しめます。
胃切除手術の後遺症とは
胃切除手術の後遺症でどんなにひどい目にあったのか(まだ継続中ですが)、抗がん剤の副作用でどんなにひどい目にあったのか……。
どちらから先にお話ししようかと迷ったのですが、普段の生活をする上で支障が多い、胃切除手術の後遺症からお話しします。
これは大変です。命には別状ありませんので、身体の機能(体質)が変わったのだと納得すればよいのですが、日常の生活をする上では、すごく、すごく不便なのです。
胃切除手術の後遺症は、食べたものが腸に一気に流れ込んで生じますが、さまざまな症状と個人差があります。
主な症状としては、
①逆流性食道炎
②早期ダンピング症状(食べると、すぐお腹がグルグルする)ひんぱん
③ガス(おなら)が頻繫に出る
④手術後の癒着、腸閉塞
⑤慢性的な下痢や吐き気(人によっては下痢と便秘を繰り返す)
⑥貧血(鉄欠乏性、ビタミンB12欠乏性)
などです。