【前回の記事を読む】「わたし、結婚することになった」「それで、今お腹に赤ちゃんがいるの」バイト先の先輩の妊娠は当時の私にリアルな衝撃を与えた小柄で小動物のような可愛らしさのあるルックスと、きめ細やかな白い肌の持ち主の彼女だが全く色気というものを感じられなかった。私が女だからそれを感じ取れなかったのかもしれないのだが、とにかく女というものを出さない人だった。いつもあっけらかんとしていて、まるで中身…
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第13回】安本丹
彼氏との子供を育てながらも相変わらずコンビニでパートをする先輩の未来。私はそれからデキ婚というものを軽蔑するようになった
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俳句・短歌『道のり』【新連載】Akiko Smith
詩五篇「男でも女でも中性でも動物でも植物でも そうだと思える対象に出会ったなら 短い間でいいから 一緒に時を過ごしたい」
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俳句・短歌『交差点』【新連載】Akiko Smith
『交差点』より詩五篇「あなた達の何倍も生きてきたのに かなわない時がある…ほんとうにわかっているのはあなた達かもしれない」
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小説『マナ~ズメモリーズ』【新連載】真名
「食べてはいけない、食べたらどうなるか…」神さまは何故、そんな果実をつくったの?――子どもと一緒に読める聖書の物語
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小説『鼠たちのカクメイ』【第32回】横山 由貴男
市井では「大塩生存説」なるものが流布していた。その背景には大塩一党への同情と幕府への反感が根深くあった
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実用『腰痛世界の歩き方』【第4回】高橋 弦
ノーベル医学賞受賞者の多くは基礎研究者。基礎医学は「病気の解明」と「新しい治療(おもに薬)の開発」を目的とする
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ビジネス『検証屋家業』【新連載】岡田 篤彦
IT社長が解説:プロジェクト失敗の原因になる認識の違い―ただの『雑用』か、『大いなる、雑用』か。仕事における雑用とは…
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実用『無肥料栽培は良いことばかり』【新連載】林 喜美雄
肥料に頼らず、甘くて日もちのする柿を実現! 素人が挑んだ“無肥料栽培”の真価と、その効果とは?
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歴史・地理『百名山心象風景』【第5回】平山 喜代志
皇室が奇跡に近いほど永く続いている主因は... 「日本書紀」にあった。史書に潜む、権威を絶対的にした巧妙な智恵。
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小説『心ふたつ[人気連載ピックアップ]』【第17回】高田 知明
家族みんなで食事をするとき「おばちゃん」はいつも俺の横にいた。「おばちゃん」はただじっと俺を見ているだけだった...
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エッセイ『腐ったみかんが医者になった日[注目連載ピックアップ]』【第14回】河原 風子
その人は周囲からギターの神様と言われながらも、どことなく寂しい雰囲気の持ち主で、つかみどころのない人だった
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エッセイ『「アート保育」のすすめ』【第5回】岡本 礼子
「熊のイラストを描いて」と指示された学生たち。彼らがまず取った行動はインターネットで熊を検索すること。それって…
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エッセイ『生きること 終うこと 寄り添うこと[注目連載ピックアップ]』【第15回】矢野 博文
死亡診断の後、遺体の髭を剃った。44歳だった。撮影が叶っていたら、家族写真の裏に●●と書くつもりでいたが…
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エッセイ『ARU女』【第5回】有安 静子
初のヨーロッパアンティークの買い付けに高揚感を抱いていたが...ほとんど意味が伝わらない、常に怒られながらの情けない同行で有った。
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エッセイ『Return Journey』【第13回】福井 研一
数年ぶりに会う元カノに、自身のALSという病気について説明した。「よりを戻して付き合いたい」なんて、言えるはずなかった。
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小説『夫 失格[注目連載ピックアップ]』【第11回】時亘 一肇
夫の浮気相手と意気投合。「これからも時々お話ししませんか?」と話すうちに知った、くだらない夫の最低な言動
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小説『いつか海の見える街へ[人気連載ピックアップ]』【第11回】須賀 渚
店を畳むという噂に足を運ぶと、「抱いて」と柔らかい体が絡んできて…
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小説『不倫の何がいけないの?[人気連載ピックアップ]』【第12回】安本丹
「わたし、結婚することになった」「それで、今お腹に赤ちゃんがいるの」バイト先の先輩の妊娠は当時の私にリアルな衝撃を与えた
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歴史・地理『嵌められた光秀』【第5回】根木 信孝
やはり、光秀に謀反を起こす気持ちは全くなかった。そうなると一番疑わしいのは羽柴秀吉ということに……
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エッセイ『元気が出る!昌子のビタミンことば』【第5回】中野 昌子
自分を磨く、気づく、変わる――失敗も寄り道もすべてが糧になる。人生をしなやかに生きるためのヒント