自律神経と背骨、骨盤と臓器の関係

自律神経には交感神経(緊張)と副交感神経(リラックス)があり、全身縦網に張り巡らされております。脊椎は頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個と仙椎5、尾骨3~6個から出来ておりますが脊椎の中に脊髄(脳と同じ働き=中枢神経)が脳幹部から出て頸椎から尾骨まで通っております。

交感神経は、この脊髄から均等に出ており、副交感神経は仙髄からと、脳幹から頸髄を通って内臓に出ております。

そして、この交感・副交感二つの神経は互いに同じ器官に対して反対の作用をする形で働き、意識とは無関係に、反射的に、血液やリンパ液の循環、代謝、消化、吸収、体温調節、白血球(顆粒球とリンパ球)の支配などを行っております。

また、内臓の機能も自律神経の働きであり、自律神経は脊髄を通って内臓に出ているので、脊椎に歪みが起こると内臓にも異常が起こるのです。

ですから、骨盤(仙骨、腸骨、他)や脊椎をS字カーブの正しい位置へ修正することが丹田力のある健康体を創るためには必要なのです。

写真を拡大 [図1]自律神経