バーティカル検索を見る

「検索……? 競合サイトの分析かな?」と感じた方が多いと思います。

もちろん、ターゲットとなるキーワードで検索した際に、上位表示されているライバルサイトの情報や構造やレイアウトを見て、いい部分を流用していくサイト制作はとても効率的なSEO対策です。

このような情報収集も当然するとは思いますが、それよりも前にチェックする箇所があります。

それがバーティカル検索です。

バーティカル検索とは、Google検索の以下の黄枠部分に該当する箇所です。

 

上のイメージは「コーヒーメーカー」で検索した際に出てきた検索結果画面になります。

通常Googleで検索する場合、目的の情報が掲載されている【ウェブサイトを探し出す】といった行動を取るパターンが多いと思いますが、このバーティカル検索は「画像」「動画」「ニュース」「ショッピング」「地図」といった特定の検索方法で情報を絞り込むことができます。

活用方法として、たとえば新宿でコインランドリーを探そうとした場合に「コインランドリー新宿」で検索するかと思います。その際、新宿にあるコインランドリーのウェブサイトを1つ1つ見るよりも、バーティカル検索の「地図」検索を活用して、近くにあるコインランドリーをマップ上で一覧表示させた方が便利でしょう。

どのようにSEO対策で活用するのか?

バーティカル検索は、特定の検索方法で絞り込む際に便利だという事はわかりましたが、SEO対策を意識したコンテンツ作りにも役立つのです。

前述した「コーヒーメーカー」に関するサイトのSEO対策を行う場合は、「コーヒーメーカー」で検索した際に出現したバーティカル検索の項目である【ショッピング、画像、ニュース、動画、地図、書籍】といった並び順がコンテンツ作りにおいて非常に参考になるのです。

【ショッピング】が優先的に配置されているという事で、コーヒーメーカーを検索する人の中には、「コーヒーメーカーを購入したい」と思っている方が多くいる事がわかります。

次に【画像】が配置されている事から、写真でデザインや色などの「見た目を確認したい」といったニーズが強く、更に「記事として最新情報の【ニュース】が読みたい」、「使い方を【動画】で知りたい」、「売っている店舗の場所(【地図】)を知りたい」、「解説本やカタログといった【書籍】が欲しい」といった順であることが判別できます。