あれ、おかしいぞ?

ここで気づかれた方もいるかと思いますが、【ショッピング】というニーズがある事がわかります。

 

なんと、洗濯機の販売サイト一覧(Googleショッピング)が出てきました。

「おかしいじゃないか! コインランドリーを探したい(調べたい)人と関係ないぞ!」と思いましたか?……まったく思いませんでしたか? これには深いワケがあります。

結局ユーザーは洗濯機を探す

これはGoogleが間違っているわけではありません。Googleは、コインランドリーを探している人は、洗濯機も同時に購入検討をしているというデータを持っているようです。つまり、【洗濯機が壊れた】、【新居に引越して間もない】ため、緊急でコインランドリーを調べている人が多いという事がわかります。

Googleはユーザーに対して「最終的に【洗濯機おすすめ】、【洗濯機購入】などで検索するでしょう?」と気を利かせているのです。ユーザーニーズを1歩先まで予測してしまっています。これはある意味怖いことですが……。

というわけで、どのようなコンテンツを置くべきか、コンテンツの内容はどのようにすればよいかが漠然と理解できたと思います。

ユニバーサル検索とは?

ユニバーサル検索は、バーティカル検索と非常に強く結びついており、概念としてはほぼ同じ性質を持ちます。具体的に何が異なるのかというと、その出現方法です。

バーティカル検索は、あくまでも検索項目であり、ユーザー自身が検索方法を選択して切り替えるといった機能になります。一方ユニバーサル検索は、通常の検索結果の中に自動的に出現してくるので、ユーザーがその機能をコントロールすることは通常できません。

検索ユーザーがバーティカル検索をうまく使いこなせないといった問題から、このユニバーサル検索が出現したといった話もあります。

では早速、どのようなものか見てみましょう。たとえばGoogleで「ラーメン」を検索してみます。自宅や会社付近の情報が検索結果に並ぶため、人によって表示される内容は異なります。みなさんも何度か目にした事があると思いますが、要するにサイト紹介ではなく、Googleによって独自の形式で強調された拡張表示機能です。

検索結果の一番上には、優先的に大きなマップ、その下にピックアップされた各店舗の詳細情報、おいしそうなラーメンの画像の順で掲載されているかと思います。バーティカル検索の項目と要素は類似していますが、ユニバーサル検索とは、「地図」「画像」といった検索の要素が、Google上ですぐに閲覧できる機能です。