俳句・短歌 介護 母娘 短歌 2021.11.25 「最後まで人」より3首 最後まで人 介護ひとり百十一首 【第7回】 詠み人しらず 登り坂もしもし亀に抜かれても 二人三脚行けるとこまで 母との日々を五・七・五・七・七の音に乗せて綴った、切なくも心温まる短歌集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 口喧嘩 意地の張り合い ふくれっ面 そのうち後悔 似たもの同士 口喧嘩するまも惜しい砂時計 さらさら落ちて命移ろう 人それぞれ手持ちの砂粒違うけど ひと粒ひと粒落ちるは同じ
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【第5回】 武 きき 「私、初めてです。こんなに気持ちがいいって…」――彼の顔を見るのが恥ずかしい。顔が赤くなっているのが自分でも分かった 【前回の記事を読む】「綺麗だ」バスタオルが落ち、丸裸になった私を彼は抱きしめた。「抱いていいかい?」手を引かれ、そのまま寝室へ行き…朝、いつものように、席に着いた。「どうした? 香子、妙に静かだな」顔が、赤くなっているのが、自分でも分かった。「だって、昨日、あんな事、こんな事、そんな事、したから、丈哉さんの顔を見るのが恥ずかしい! 丈哉さん変態なのかなと思ったんです」丈哉さん、コーヒーを吹き出し…
絵本・漫画 『オリオンの3人娘』 【新連載】 渋屋 せつこ,ノガワ アイ ねえ見てごらん、あの三つ並んだ美しい星は、オリオンの腰の太いベルトで、一番左の星がアルニタクという星… みなさんは、日本の南のはしっこに、大きな島(しま)や小さな島がたくさん並(なら)んでいる南西諸島(なんせいしょとう)というのがあるのを知(し)っている? その中で一番大きな島は、みんながよく知っている沖縄(おきなわ)だよね。そしてその次(つぎ)くらいに大きな島が、このお話の島だ。この南の島は三角定規みたいな形をしている。その細(ほそ)くとんがったあたりに小さな空港(くうこう)があって、そのまた近…