ちぐはぐな会話でいいからもう一度 交わしてみたい初七日の夜
明日もまた できることを一つずつ できないことは来世に託そう
登り坂ついに峠にたどり着き 戸惑う下り いっそ駆けるか
※本記事は、2021年5月刊行の書籍『最後まで人 介護ひとり百十一首』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。
最後まで人 介護ひとり百十一首【最終回】
登り坂もしもし亀に抜かれても 二人三脚行けるとこまで
母との日々を五・七・五・七・七の音に乗せて綴った、切なくも心温まる短歌集。
ちぐはぐな会話でいいからもう一度 交わしてみたい初七日の夜
明日もまた できることを一つずつ できないことは来世に託そう
登り坂ついに峠にたどり着き 戸惑う下り いっそ駆けるか