俳句・短歌 介護 母娘 短歌 2022.01.13 「最後まで人」より3首 最後まで人 介護ひとり百十一首 【最終回】 詠み人しらず 登り坂もしもし亀に抜かれても 二人三脚行けるとこまで 母との日々を五・七・五・七・七の音に乗せて綴った、切なくも心温まる短歌集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ ちぐはぐな会話でいいからもう一度 交わしてみたい初七日の夜 明日もまた できることを一つずつ できないことは来世に託そう 登り坂ついに峠にたどり着き 戸惑う下り いっそ駆けるか
ビジネス 『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?[注目連載ピックアップ]』 【第8回】 中山 てつや,中山 てつや 同期で「えい、やー!」と給料明細を見せ合うと、飛び抜けて多い人がいた。中身を見ると、「家族手当」が追加されており、その額は... 【前回の記事を読む】友人は「人事は見ているから」と言ったが、本社からの異動は、実質的には片道切符。めったなことでは本社に戻れない仕組みになっていた。 古き良き年功序列は根強い人事評価の仕組みを、自分のためだけに、ひとりで作り上げることはできません。評価制度は、入った会社にすでに存在しているもので、その枠の中で工夫を凝らしながら、上手に泳ぐ術すべを、身に着けていくことになります。世の中には、いろい…
小説 『13.Feb チョコレーション』 【第12回】 齊藤 俊彦 人為的ミスにより最高のスープが消失……?! 「何が起こったのか知っているのは、私と貴方だけ」 【前回の記事を読む】「すべて最高のスープを作るために試す食材」明らかに、食材を人に見せることに喜びを感じていた里見は少し呆れた。先ほど見せられた高級食材を思い出した、素材をそのまま料理して楽しめばと思う。「あなたがさっき見た食材はすべてスープに加える食材よ」「時代で味に流行とかあるのか」「昔は燻製とか干し肉とか入れられたけど、最近はないわ。フランス料理の影響で、焼いた仔牛の骨や、乾燥させた豚の筋…