俳句・短歌 介護 母娘 短歌 2022.01.06 「最後まで人」より3首 最後まで人 介護ひとり百十一首 【第13回】 詠み人しらず 登り坂もしもし亀に抜かれても 二人三脚行けるとこまで 母との日々を五・七・五・七・七の音に乗せて綴った、切なくも心温まる短歌集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 命の川流れ流れてたどりつく 老いのほとりに寄り添い向き合う 並んで撮る ぎこちない笑み引きつって それでも笑った自分をほめる 並んで撮る 母のほほ笑み柔らかく 逝くひと送るひと沁みる一枚
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【番外編 第2回】 武 きき 妻に2週間も触っていない。太ももを触りたいし、キスをしたい。少しはいいかな、と寝ている彼女のスカートを上げて… 【前回の記事を読む】妻にほったらかしにされて、まるでひとりぼっちになったみたいだ…。僕は今、3番…いや、4番目……?丈哉さんのベストを作るのに約一か月かかった。二人分だったら二か月かかる。来月に間に合わせたい!どうすればいいのか分からなくて必死で編んでいる……。丈哉さんに迷惑かけながら……。あまり話しかけない丈哉さん。悪いなと思いながらも編み続けた。朝食、パンとコーヒーだけで「ごちそう様」えっ!…
小説 『あら、50歳独身いいかも![2025年話題作ピックアップ]』 【第5回】 武 きき 熱いキスをすると彼女の頬が染まり、どきどきしているのが伝わってきた。僕は激しく、優しく彼女を抱いて… 【前回の記事を読む】「追いつかないほど、愛してくれる……彼に溺れてしまう」――年齢差なんて忘れてしまうくらい彼を好きになっていた僕は何もできない。悔しい!「安、彼女はいつも話もしないで、二時間いて帰るんだね。先週さぁ、『来週は一人で飲みたいから、声をかけないで』と、言われて振られた。ショックだった」「たまには、愚痴を言うけどストレス解消法みたいだよ。あっさりしていて、管理職のようで不満があるみた…