命の川流れ流れてたどりつく 老いのほとりに寄り添い向き合う
並んで撮る ぎこちない笑み引きつって それでも笑った自分をほめる
並んで撮る 母のほほ笑み柔らかく 逝くひと送るひと沁みる一枚
※本記事は、2021年5月刊行の書籍『最後まで人 介護ひとり百十一首』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。
最後まで人 介護ひとり百十一首【第13回】
登り坂もしもし亀に抜かれても 二人三脚行けるとこまで
母との日々を五・七・五・七・七の音に乗せて綴った、切なくも心温まる短歌集。
命の川流れ流れてたどりつく 老いのほとりに寄り添い向き合う
並んで撮る ぎこちない笑み引きつって それでも笑った自分をほめる
並んで撮る 母のほほ笑み柔らかく 逝くひと送るひと沁みる一枚