寝たきりで八十路をまえに懲りもなく 十はサバ読む乙女の心
数々の病のはてにガン宣告 闘士の母が選ぶ緩和ケア
四ヶ月待って希望の病院へ 窓の外には落ち葉散る庭
※本記事は、2021年5月刊行の書籍『最後まで人 介護ひとり百十一首』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。
最後まで人 介護ひとり百十一首【第12回】
登り坂もしもし亀に抜かれても 二人三脚行けるとこまで
母との日々を五・七・五・七・七の音に乗せて綴った、切なくも心温まる短歌集。
寝たきりで八十路をまえに懲りもなく 十はサバ読む乙女の心
数々の病のはてにガン宣告 闘士の母が選ぶ緩和ケア
四ヶ月待って希望の病院へ 窓の外には落ち葉散る庭