俳句・短歌 介護 母娘 短歌 2021.12.23 「最後まで人」より3首 最後まで人 介護ひとり百十一首 【第11回】 詠み人しらず 登り坂もしもし亀に抜かれても 二人三脚行けるとこまで 母との日々を五・七・五・七・七の音に乗せて綴った、切なくも心温まる短歌集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 言いたいこと言えるあいだに何度でも 言えなくなる時ふいに来るから ありがとう感謝の気持ち忘れずに 言って言われて言霊ことだまとなる 親子でも夫婦 友人 知人でも 自分以外を想う幸せ
エッセイ 『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』 【最終回】 かおる 身体中、痣だらけのまま着たウエディングドレス。DV夫が腕につけた痕は、結婚式の写真にもはっきり写っていた。 【前回の記事を読む】DV被害に衝動ODで入院。脳細胞の一部が死滅したらしく、言い返す気力も、考える力も、言い訳する思考力も、どこにもなかった。翌日はとても綺麗な教会で結婚式だったが、私の全身は手のひらサイズの痣だらけだった。ドレスから出ていた腕の痣だけ、結婚式の写真にも写っていた。結婚式自体はスムーズに進み、無事に終わり、その後の旅行は特にひどい喧嘩はせず満喫できた。後から聞くと、新婚旅行直前に…
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【最終回】 武 きき 「この幸せは、君がそばにいるからだ」あの時、もし勇気を出していなかったら…。——バツイチにだって、人生最高の恋はやってくる 【前回の記事を読む】「年とっても、心配するな。俺たちが面倒みるから」——血のつながりは無い。でも実の息子同然の二人の言葉に涙が…朝七時頃、焼き立てパンの匂いで、三人とも、起きてきた。「香子ママ、いい匂い。早く食べたい」「はいはい。たくさんありますよ」ベーコンエッグとサラダ。「香子ママ、昨日のジャガポークある?」「あるよ」「食べたい。入れて」「凄いな。朝から食欲が」「香子ママのは、特別なんだ。う~…