俳句・短歌 四季 2021.11.11 歌集「漣の夢」より3首 歌集 漣の夢 【第79回】 上條 草雨 中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 夜に成り暗い巷ちまたを濡らし行き 心も洗う春雨はるさめの水 園庭えんていに赤紫あかむらさきの花開き 躑躅つつじ集団幸福に咲く 夕景色ゆうけしき平安湛たたえ目を飾り オレンジ色に輝く美徳
健康・暮らし・子育て 『北の国のトイレ日記』 【第13回】 岡安 俊明 「弟が死んだらどうする!」と怒鳴った父に、幼い息子は「おとうさんがわるい……」と激しく泣いた 【前回記事を読む】無言で差し出された“簡単には買えない”おもちゃ――号泣する息子を抱え、店を出た私は咄嗟に……夕食中に突然、けいた「ねえねえ、おとうさんけんかしたらだめだよ。おかあさんもけんかしちゃあだめだよ」「けんかしたら、おとうさんをやっつけてやるからね」母「胸にグサッとくる。けいちゃん、ごめんね」父「うん、約束する」。親が子どもに叱られる珍風景。24日・日、外は雪。ホワイトクリスマスのイブ…
小説 『愛され未亡人の、湯けむり恋物語』 【第13回】 月川 みのり 初めて迎える新婚の朝…朝食を2人して黙って食べた。その後、夫は「後悔していませんか」と言って俯いた…「何を?」 【前回記事を読む】48歳の再婚だけど、式では白い着物を着た。この年齢で?と私は遠慮したのに、いつもは怖いお局の先輩が「馬鹿言わないで。」と…目が覚めると、隣に雅彦がいた。式の翌朝だった。よし子は布団の中で、ゆっくりと息を吸い込んだ。山の空気。雅彦の体温。2人の寝室になったこの部屋の、まだ見慣れない景色。(夢じゃない。本当に、一緒に朝を迎えている)雅彦はまだ眠っている。横顔を見ると、皺の刻まれた頬…