春光を浴びて街路の木々の葉が 露有るように萌えて輝やく
緑中紅葉映える鮮やかさ 紅一点に凝視の目行く
朝空に野鳥一羽の飛翔見る 人より先の無重力哉
※本記事は、2015年12月刊行の書籍『歌集 漣の夢』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。
歌集 漣の夢【第80回】
中国江蘇省・無錫に留学し、その地の美麗さに心奪われた著者が詠み続けた、珠玉の短歌二一〇〇首と三九首の漢語短歌を連載にてお届けします。
春光を浴びて街路の木々の葉が 露有るように萌えて輝やく
緑中紅葉映える鮮やかさ 紅一点に凝視の目行く
朝空に野鳥一羽の飛翔見る 人より先の無重力哉