俳句・短歌 介護 母娘 短歌 2021.10.29 「最後まで人」より3首 最後まで人 介護ひとり百十一首 【第4回】 詠み人しらず 登り坂もしもし亀に抜かれても 二人三脚行けるとこまで 母との日々を五・七・五・七・七の音に乗せて綴った、切なくも心温まる短歌集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 ※本記事は、詠み人しらず氏の書籍『最後まで人 介護ひとり百十一首』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 自宅では糖尿食を心がけ 嗜好品はコーヒー一杯 とはいかず たまに食べちゃう おはぎもろもろ いそしんで家庭菜園 花よりだんご実のなる花愛で一石二鳥 外出が病院ばかりじゃ張りがない たまに気晴らし遠くを目指す
エッセイ 『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』 【最終回】 かおる 身体中、痣だらけのまま着たウエディングドレス。DV夫が腕につけた痕は、結婚式の写真にもはっきり写っていた。 【前回の記事を読む】DV被害に衝動ODで入院。脳細胞の一部が死滅したらしく、言い返す気力も、考える力も、言い訳する思考力も、どこにもなかった。翌日はとても綺麗な教会で結婚式だったが、私の全身は手のひらサイズの痣だらけだった。ドレスから出ていた腕の痣だけ、結婚式の写真にも写っていた。結婚式自体はスムーズに進み、無事に終わり、その後の旅行は特にひどい喧嘩はせず満喫できた。後から聞くと、新婚旅行直前に…
小説 『眠れる森の復讐鬼[人気連載ピックアップ]』 【第35回】 春山 大樹 「太っていると思い込んで、食事を殆ど取らないの」服から伸びる腕や脚は、骨と皮。もっと痩せたいと、毎日階段を何回も往復していて… 【前回の記事を読む】「見て、こんなに可愛くなったの」花火大会の日、全身火傷で眠る娘に浴衣を着せた。私だけでは勿体ないので、お友達も呼んだ。「経子さん、ごめんなさい。私、梨杏に何もしてあげられなくて・・・・・・私がもっとしっかりしていれば梨杏はこんなことにならずに済んだのに・・・・・・」「もういいのよ。一夏ちゃんみたいないい友達がいてくれて梨杏は本当に幸せだったと思う。それよりマスコミが騒いでいる…